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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第3話 『大好き』
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くるしね? ま、身も蓋も無い言い方したらそうなるから、 嘘じゃないよ。……私が出てこれたのはキミの成果だって思って。色々な条件が揃わないと出来ないから、ほんっと幸運なんだから」
何が幸運なんだろう……? と思うシノンだったが、直ぐに判明する。
「これからの言葉は、正直確信は持てないから 多分って事になるんだ。この子は本当に色んな意味で凄すぎてる。仮想空間の申し子、いえ、GMがこの世界を管理しているのに その上を行ってる様な存在。神サマって言ったって良いかも。可愛い顔してる、ね?」
リュウキの顔を撫でてる自称女神の眉間に一発撃ち込みたい、という衝動に苛まれるけれど、踏みとどまるシノン。
「この眠りから覚めた時、この子は、あなたに惚れてくれるの」
「!!!!」
この女神言っている言葉の意味を理解するのは少し難しかった。
「……今なんて言ったの?」
だから シノンは聞き直したのだ。
「だ・か・ら、この子が惚れちゃうって言ってるのあんたにね。だって、この剣は惚れ薬みたいなもので、自分自身に正直になるって言うのは
昔
(
・
)
の話。今は違うんだよねーこれが。効力は増しているんだよ」
「っ……!」
言ってる意味が判った。いや元々判っていた筈なんだ。自分自身がそれを望んだ事でもあったから。
でも どうしても罪悪感と言うものは 心に燻ってしまう。
リュウキが愛しているのは、自分自身ではなくレイナなんだから。
本当に良いのか?
リュウキの心をもてあそんでいるのではないか?
シノンに元々あった迷いが、また表面化していたのだ。いざ目の前にしてしまうとどうしても。
「はーい。キミは深く考えたり、心配しなくても良いわよ? だって 惚れるって言うのは一時的なんだし。……それに此処が重要。彼を操ってるって訳じゃないの。えーっと シノン、だったわよね?」
「……ええ、そうよ」
シノンの方を見た女神は にこりと笑顔を見せた。
「この子が 全くシノンの事を想っていないのであれば、私は出てこれてないのよ。この子が想う強さとシノンの想う強さ。ああ、後はこの武器を仕上げた人の腕も加わってパーフェクトって事ねん♪ だって、私
ALO
(
ここ
)
に来たの初めてだし、他に私が出た〜って話 聴いてないでしょ? 私ってば特殊なキャラだからね〜♪」
「………」
それは、否定できなかった。色んな意味で否定できない。
アルゴの情報に関しても念入りに確認をしたんだけれど、武器の形状や効力の話しか聞けていない。仮に男女のプレイヤーがこのイベントを行って、彼女が出てきて 恥ずかしくて(今のシノン自分自身にも言える事だが) 情報を公開してない、と言う可能性は捨てきれないし、この女神の言う事を全て鵜呑
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