暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第3話 『大好き』
[3/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
エストがあり、様々な種類があり、基本的には各層の主街区の転移門広場に備え付けられている掲示板で依頼を受けたり、受注したりするのだが 全てと言う訳ではない。
指定された場所へ行けば開始されたり、NPCとの出会いからイベントが発生したり、と様々だ。
そして、指定アイテムを使用したら、場所などは問わず 開始される事だってある。
今回もその類のものだ、とリュウキは薄れゆく意識の中で必死にシノンに伝えようとしたのだが、伝わる事は無かった。
だが、実はそのリュウキの見解、予想も正確には外れだった。
これは、そう言ってしまえば――。
『はぁ〜 相変わらずこの子ってば凄いわねー。これって強制的睡眠なのに、なんであそこまで粘れるのかしら?
あの時
(
・・・
)
だって、正直私が解放しなくたって、目を覚ましそうだったし? まっ 私が目をつけた子だもんね〜♪ とーぜんかなっ?』
イレギュラーの発生なのだから。
シノンは、突然の事に頭が追いつかない。
リュウキが倒れてしまった事、安易な計画で迷惑をかけてしまった事。……万が一もしも起きてこなかったら、と思う恐怖。それらしか考えられなかったんだけど、突然現れた白いドレスを纏った女性を前に意識が混濁してしまったのだ。
『ふぃ〜 まさかまたこの子って言うのも凄い偶然だねー。私って偶発的に発生したAIなのにさ〜っ』
会話だけは辛うじて耳を伝って脳にまで入ってくる。リュウキの知り合い……とでも言うのだろうか?
だが、明らかにプレイヤー側ではない。NPCがリュウキの事を知っていると言う事。以前のイベント等の繋がりがあるのだろうか? とも考えたが シノンは首を小さく振った。
何故なら連鎖するイベントは 基本初プレイをするプレイヤーはその章を飛ばす事は出来ない筈だから。途中経過のイベントに、途中から入る事など、これまで一度だって無かったから。
そもそも、イベントは最初から最後までしなければ、しっかりと全容が判らないし、理解できないままにイベントが進んだって面白味が半減してしまうだろうって思う。
色々と考えている時、シノンとあのNPC? と目があった。
『へぇ……、あの時とは違う子なんだ。今度は。ふっふ〜ん♪ やっぱりこの子ってば人気あるのね。まっ可愛いからよく判るけど! っとと、こほんっ。はじめまして〜。私は純愛と寵愛を司る女神の……え、っと……う〜〜ん。そっ ヴァナディースって言います』
明らかに今名前を考えた様な気がするからシノンは 少しだけ呆れる事が出来たと同時に、冷静さも頭の中に戻ってきていた。そして、ヴァナディースと言う名にも覚えがある。
「(ヴァナディース……、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ