蒼雷の恋慕 01
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が多いし、もっとフリフリしたのとか買ってもいいと思うんだけどなぁ」
女の子の服は男の子のと違って色んな種類があるわけだし、似合う似合わないはあるにしてもたまには冒険もしてみるべきだよね。
「そういうのはちょっと……可愛いとは思いますが、私には合わない気がします」
「そうやって着る前から決めつけるのはシュテるんの悪い癖。髪だって昔と違って長いんだし、その辺弄れば雰囲気は結構変わるんだから」
ボクだって「レヴィさんってそういう人だったんですね」とか言われるし。まあへいとみたいに髪を下ろしてる時とか、シグにゃむみたいにポニーテールにしてる時に言われるけど。
多分あのふたりは凛としているというか、落ち着いてる印象を人に持たれそう。そんな風に見られたらボクの性格的に違うって思っても仕方はないよね。あのふたりがボクみたいな感じだったらボクでも驚きそうだし。
「そうかもしれませんが……レヴィはよく髪型を変えてますよね」
「うん。最初はへいとと見分けが付きやすいようにしてたけど、今は単純にオシャレとしてやってる方が強いかな」
せっかく髪の毛長いんだから服や目的に合わせて髪型弄ったりしたいし。
へいともあれだけ伸ばしてるんだからもっと髪型とか弄ればいいのに。ボクから見ても綺麗な髪をしてるんだし、ショウとか褒めてくれると思うんだけどな。まあへいとは恥ずかしがり屋だからあえてしてないのかもしれないけど。
「ちなみに今日はハーフアップにしたみたんだ。お嬢様結びとか言う人も居るね。アリりんは髪の毛短くしたからあれだけど、すずたんとかは今でも出来そうだし似合いそう」
「まあ彼女はお嬢様ですし、そういう雰囲気もありますからね」
「シュテるんもしてみる?」
「私の髪では長さが足りないように思うのですが……仮に出来たとしてもしませんけど」
「何で? ボクは似合うと思うんだけどな」
「今の状態が楽ですから……それに誰かに見られたら余計な詮索をされるかもしれませんし」
シュテるんシュテるん、頬が少し赤くなってるよ。
ボクが思うに髪型を変えた自分を知り合いに見られた時のことを考えて恥ずかしくなってるんだね。もうシュテるんは可愛いな。誰も似合ってないとか言わないだろうし、むしろ今のボクと同じように可愛いと思うと思うんだけど。
「えぇ〜いいじゃん。今とは言わないからもう少し伸びてからしてみようよ。ショウも呼ぶから」
「もう大人なんですから駄々をこねないで……何故そこでショウの名前が出てくるのですか」
「え? だってショウはボクが髪型変えるといつも何かしら言ってくれるから。可愛いとか似合ってるって言われると何だか幸せな気分になるよね」
王さまやユーリも言ってくれたりするけど、性別が違うからなのかな。ショウから言
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