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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 外伝
蒼雷の恋慕 01
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とみたいにすぐ顔を赤くする子も可愛いとは思うんだけどね。王さまは照れ隠しで素直じゃない言い回しするし、へいとは必死になるところが可愛いよね。
 だけどショウとの関係がどうたらってときの反応に関しては、ボクはさっぱり分からない。ふたりともショウのことは好きそうには見えるけど、なら何で隠そうとするのか分からないし。好きなら好きだって言えばいいのに。

「ごめん、ごめんってシュテるん。お願いだから機嫌直してよ」
「分かりました。分かりましたからそんなに引っ付かないでください」
「何で? 別に女の子同士なんだし恥ずかしくはないと思うんだけど?」
「それはレヴィの価値観です。私は恥ずかしいと……それ以前にクレープが服に付いたら危ないでしょう」

 まあ服に付いてシミになったら面倒だもんね。お気に入りの服だったりしてシミが残ったりしたらショックもハンパないし。

「分かった。じゃあ食べ終わってからにするよ」
「それは分かったとは言わないのでは……まあいいのですが」
「ところでシュテるん、今日は何をする予定なの?」
「待ち合わせ場所で会った時に言ったような気がしますが……」
「ごめん、あんまり聞いてなかった」

 久しぶりにシュテるんとお出かけってことでワクワクしてたし、クレープ屋を見つけたから意識がそっちに行っちゃってたんだよね。

「まったく……別にいいですが、仕事だけは真面目にしてくださいね。迷惑するのはあなただけではないのですから」
「それは大丈夫!」

 ボクだってもう何年も仕事してるんだから。
 けど……分からないことを聞かれた時にボクが答えると苦笑いされたりするんだけどね。
 前にショウに相談したことがあるけど、ボクの説明は抽象的というか擬音語とか混じってるから分かりづらいんだって。お前は天才肌だからなって褒められちゃったよ、てへへ。

「みんなも助けてくれるから!」
「いや、ですから……まあいいです。問題なく回っているのも事実でしょうし……話を戻しますが、今日は服を買いに行く予定です」
「おぉ〜」
「私が服を買いに行くなんて、のような反応しないでほしいのですが。昔はともかく今は別に珍しいことでもないでしょう」
「まあね」

 同じ服を着ているのはあまり見ないし、ボクが知らないだけでちょくちょく買い物はしてるんだろう。
 もしかするとボク以外と一緒に行ってる時もあるのかも……王さまとふたりだけで出かけたりしてないよね。ボクだけ仲間外れにされたりしてないよね。みんな社会人だから打ち合わせしてないと休みを被らせるのは難しいし、その日ボクだけ仕事ってことなら仕方がないとは思うけど。

「それでどんな服を買うの?」
「どんなと言われましても……」
「ボクとしてはシュテるんはシンプルなデザインの服
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