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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第635話】
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?!?」」
律儀に応じる一夏、言葉を聞き失神する女性たち、千冬は頭を抱えると――。
「馬鹿者、時間が迫っているのだから無駄な事はするな」
「い、いててっ!? ち、千冬姉痛いって!」
耳を引っ張り連行される一夏、それに合わせて皆が移動を開始、それを撮る中継カメラ。
プライバシーは無いのかよと思っていると中継カメラが俺に気付き、ディレクターらしき人がアナウンサーに耳打ちしてマイクを向けてきた。
「有坂君、織斑一夏君と対比され落ちこぼれと世間では思われてますが心境はどうなのでしょうか?」
「は?」
「IS委員会が君を代表候補生に選出したとの報道がありましたが、時期尚早なのではという声も上がっています。 有坂君はどう思って――」
「申し訳ありません、学生への取材は学園へ通してからにしてください。 さあヒルトくん、出発時間が迫ってますから行きますよ」
真耶が間に入り、取材を強制的に止めさせるのだが――。
「有坂君! せめて一言! 一言だけでもお願いします!」
そんなアナウンサーの声に顔だけ向けて告げた言葉。
「一言」
「はい?」
一瞬目が点になるテレビ局員達――。
「一言だけでもお願いしますって言ったから『一言』って言ったんですよ? じゃあ失礼します」
「にひひ、じゃあね〜」
そのまま真耶に連れられ、ヒルトと本音は皆と同様に東京駅へと消えていく。
「あれが有坂ヒルトか、やっぱ落ちこぼれだな。 一言だけでもって言って『一言』言うって、頭が馬鹿だな! よし! 今日の特集は対比となる織斑一夏と有坂ヒルトでいくぞー!」
マスメディアとは知らぬ所で情報をねじ曲げ、それを真実として報道する。
イブニングニュース――後に番組は打ち切りとなるのは言うまでもなかった。
駅のホームで待つ女子一同、時間潰しに話をしたり、携帯をいじったりと思い思いに過ごす中本音のテンションは高かった。
「ね、ね、ひーくん♪ 駅弁、何買う〜?」
「ん? あるもので構わないよ。 てかここで食べ過ぎたら旅館で食べられなくなるぞ?」
「にひひ、大丈夫〜。 何でか知らないけど、全部ここに行っちゃうから〜」
そう言って豊満な乳房を組んだ腕で持ち上げる本音、胸が無い組の視線が突き刺さるも本音は何処吹く風と謂わんばかりに駅弁を選び始めた。
「わー! 富山のますのすしが売ってる〜! 買わなきゃ〜」
ますのすし――わりと最近では駅弁フェアとかのイベントで様々なスーパー等でも見受けられる。
ますのすしを購入した本音は大事そうにそれを抱き締める。
と、足下に何
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