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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第635話】
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なく進んでいく。
「……その、アーリィさんの事は……」
「……有坂、すまないな。 全ては私の責任だ、あいつが亡国機業へと降ったのも、あいつとの再戦を受けなかったのもな」
「……いえ、事情があるんでしょ?」
「そう、だな……。 ……あの馬鹿が誘拐されたのは知っているな?」
「一夏の事ですか? 随分前にその話をしてた記憶はありますね」
腕組みし、足を組み換える千冬――真っ直ぐヒルトを見据えて告げた。
「あいつが誘拐されたと知ったときは私も取り乱したものだ。 あいつは私の唯一の家族だからな」
そう告げる千冬――亡国機業のマドカとの関係も気になるがヒルトは黙って聞くことにした。
「詳しい内容は省くが、私が力を手にした事が原因であいつを危ない目に合わせた――そう思うと私は二度とISを乗ろうとは思わなくなった。 ……本来であれば学生であるお前たちに事態の収拾等させたくないのだがな、すまない」
話の内容が変わったが気にせずヒルトは首を振る。
「構わないですよ、戦うのは嫌いですけど……出来るだけの力を持って動かないのはもっと嫌ですからね」
「……そうだな」
ヒルトの言葉に表情に陰りが落ちた千冬――まずったかなとヒルトは思っていると不意に頭を撫でられた。
「気にする必要はない、ヒルト。 ……さて、東京駅まではもうすぐだな」
「そうですね」
気付くと既に都心部を走っていた、東京タワーが見え隠れしている。
そうこうとしている内にバスは東京駅へと到着、全生徒が下車し、東京駅に集まったIS学園生徒を見て周りが騒然となる。
「あ、あれってIS学園!?」
「うおっ!? マジだ!? てかレベルたけぇなぁ……」
「お、織斑一夏は!? 織斑一夏君はどこ!?」
「あっ、降りてきた! キャーッ!! 織斑くーん!!」
黄色い声援が巻き起こり、一夏はそれに合わせて手を振る。
「わー……おりむーって本当に人気だね〜、ひーくん?」
下車早々ヒルトの腕に抱き着く本音、ヒルトも特に払うことなく一夏を見ながら。
「まあこれまでニュースで散々報道されてきてるしな」
「そうだね〜。 SNSでも今めちゃくちゃ呟かれてるよ〜」
そう言って端末から投影ディスプレイが浮かび上がる、其処には東京駅にIS学園生徒現れるだの一夏なう等書かれていた。
時折フラッシュも見える中、東京駅周辺で取材していたテレビ局員もカメラを連れてくる始末。
「織斑くーん、イブニングニュースです! 何か一言お願いします!」
「え? えーっと……日本の安全は俺が守るッ!!」
「「キャーッ!
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