第45話 零治の思い、小さな女の子との思い
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さんの胸へ飛び込みました。
「おおっと。キャロ、見てたか?ちゃんと勝っただろ」
「はい、でも心配しました…………」
「……………まあハッキリ言ってかなり強かったからな」
苦笑いしながら零治さんが答えます。
「けれど、これで今日からお前は有栖キャロだな」
「……………いいんですか?」
「何をだ?」
「私なんかが零治さんたち………あたっ!?」
そう言いかけたらデコピンされました。
「うぅ〜何するんですか………」
ジト目で睨みますが、笑ってごまかされました。
「もう家族なんだから他人みたいな言い方は駄目だ。俺のことは呼び捨てかレイと呼べ」
えっ!?でも……………
「どうした?」
「年上の人を呼び捨てで呼べません………」
「そうか?俺は気にしないんだが………」
そう言われても……………
「だったらお兄ちゃんはどうですか?」
星さんが笑顔で言ってくれました。
ああ、それなら………
「待て!!それは…………」
「駄目ですか?お兄ちゃん…………」
そこで否定されると悲しいのですが…………
「全然問題ないです!!」
良かった。即OKもらえました。
「「「ロリコン………」」」
「待て!?今のタイミングでそれを言われると俺、社会的に抹殺された気がする!!しかも星、お前が提案したんじゃないか!!」
「まさかそんなにテンションが上がるとは思いませんでしたから」
「変態に人権は無いわよ」
「桐谷さん、ロリコンって何ですか?」
「キャロ、知るのはもう少し大人になってからだ…………」
むぅ、子供は知ってはいけないことなのでしょうか?
「俺はただ単に純粋無垢な子供と小さい動物や可愛いものが好きなだけだ!!断じてロリコンではない!」
「十分ロリコンで通じるわよ。星、ちゃんとキャロを見てなさいよ。何するか分からないから」
「はい、分かってますよ」
「何もしないっての!!」
お兄ちゃんをいじって楽しんでる加奈さんと星さん。
二人とも楽しそう……………
お兄ちゃんは今にも泣きそうに………
「くすっ」
「………やっと笑ったな」
「そう言えば………」
追放されてから笑ったことなんか無かったな。
「私、お兄ちゃんと出会えてよかったです」
「そうか…………」
しばらく私はお兄ちゃん達のことを見て笑っていました。
辛い事ばかりでしたが、私は最後に家族を得ることが出来ました。
こんな私にも居場所があったんですね…………
これからは有栖キャロとして生きていきます。
「あっ、光蓮花!!」
「「
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