第45話 零治の思い、小さな女の子との思い
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『イエス、マスター!!』
とっさに分厚いフィールドを張るが、耐え切れず砕かれた。
「何っ!?」
俺はその巨大な砲撃に飲まれた…………
「零治さん!!」
ヴォルテールの巨大な砲撃に飲まれる零冶さん。
やっぱり零治さんも………
「星さん………」
「大丈夫ですよ。レイはこんなんじゃ負けないですよ」
そう言い切る星さん。その顔に心配の色は無かった。
(私も信じると決めたんだ。星さんみたいにちゃんと信じてるんだ。)
キャロは再び目線を零冶に移す。
現れたのは赤い線の入った白い鎧を纏った零治だった…………
『マスターうまくいきますかね?』
「やるしかねぇよ。俺はヴォルテールを殺すつもりなんか無いからな」
そうだ、殺すんじゃない。あくまで目的はキャロを安心させるためだ。
ヴォルテールは後に必ずキャロのために力になってくれる。
だから……………
「行くぜ、ラグナル」
『はい、翻弄してあげましょう。前のときみたいには行きませんませんからね!』
自分の身長ほどある銃、パルチザンランチャーをヴォルテールに構え、動いた。
「まずはEモード!」
『どうぞ〜!!』
パルチザンランチャーを構え、動きながら二つの銃口の上からビームの魔力砲を撃つ。
ヴォルテールに直撃したが、ダメージは無いみたいだ。
だけど、
「そらそらそら!!」
俺は高速移動しながらパルチザンランチャーを撃つ。
一発でだめなら10発、それでも駄目なら100発。
その姿は幾つものアーベントが一斉射撃しているように見える。
「グゥ!?」
チビチビ与えているせいか、反応が少し変わったヴォルテール。
だけど…………
「それだけじゃねえぞ、Bモード!」
『こっちはさっきより痛いよ〜!!』
パルチザンランチャーの二つの銃口の下
の部分、そこから大きな魔力弾が撃ちだされる。
こっちは連射できないけど………
「一発の威力はさっきより効くぞ!」
一発撃って、パルチザンランチャーを一回転回し、再び撃つ。それを3回続けた。
ダメージは大したことなさそうだが、じわじわと効いてくるだろう。
「グオオオオ!!」
うっとおしく感じたのか、さっきと同じように巨大な砲撃を撃とうとしている。
この姿で食らったら一発でお陀仏。
だけど………
「それを待っていた!!」
俺は瞬時にヴォルテールの懐に潜り込み、パルチザンランチャーの持っていない左手にアルトアイゼンほどではないが、それでも大きいステークを展開した。
「口の中を火傷しな!!くらえ、Gインパクトステーク!!」
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