暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第45話 零治の思い、小さな女の子との思い
[5/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
あればそれはもう家族だ。その絆はどんなものよりも固く、強い。それはもう立派な家族だ。誇っていいほどにな』ってね」

「絆……………」

「そうです」

「絆………いいですね」

「クキュー!」

「ふふ、フリードも気に入ってくれたみたいですね。それにレイにとってはもうすでにキャロとフリードも入っているのかもしれませんけどね」

笑ってキャロに言う星。

「私もですか?」

「ええ、でなければここまでしませんよ」

しばらくキャロは俯いていたが、覚悟を決めた顔になって………

「…………分かりました、私も零治さんを信じようと思います」

そう言って零治の方を向くキャロ。その手には震えは無くなっていた。

「零治さん、いきます!!」

「ああ、来い!!」

「竜騎召喚、ヴォルテール!!」

キャロの召喚に、

「グオオオオオオオオ!!」

凄まじい咆哮と共に15メートルほどの竜が……………って、

「デカっ!?」

『マスター!』

「待てっ!もしかしたらキャロが…………」

「ごめんなさい、やっぱり!!」

『はやっ!?』

「いや、元々そのつもりだ。行くぞラグナル」

『はい!ブラックサレナ展開!!』

ラグナルの声により俺の体にブラックサレナの装甲が展開された。

「行くぞ!!」

俺はフィールドを展開してそのまま突っ込んだ。






「零治さん……………」

キャロは空中で激闘をしている零冶を見ていた。

「心配?」

「はい、でも私決めましたから、零治さんを信じるって」

「そうですね、信じましょう」




「ラグナル」

『ジャンプ!!』

飛んできた火球をボソンジャンプで避ける。

「こなくそ!!」

相手の視界に現れて両腰にあるレールガンを射出するが………

「効いてないか………」

『はい、さすが真竜クラスと言った所ですね。うろこの硬さが半端ないです』

しかも攻撃したことにより俺の位置をヴォルテールに気づかれてしまった。

「フルチャージのグラビティブラストはどうだ?」

『与えられると思いますが、それでも…………それにフルチャージだと魔力に限界が………せめて弱点があれば………』

弱点ね…………
俺は相手の巨大な爪によるなぎ払いを避けながら考える。

(いかに、硬いうろこでも内からなら…………しかしそんなこと出来ないし、いっそボソンジャンプで腹の中に…………ってそれじゃ殺しちまうし………)

『マスター!!!』

「やべっ!?」

火球とは違う、巨大な砲撃が俺に一直線に伸びる。

「ディストーションフィールド最大出力!」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ