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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
流星を見ながらの予期せぬ再開
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、私の体に薄い布団が私に掛けられていた。そして周りを見回せば、その隣ではやや大ぶりな剣を両腕で抱え、壁に頭を預けているが長めの黒髪に隠れて顔は見えないが装備や体格からして迷宮で私に声を掛けてきた可愛らしい声の女の子が私を見ていた。
この人と一緒にいた口の悪い男は、どこにもいなかった。
因みにその子の黒髪は私が見惚れるほど、まるで艶のある
濡羽色
(
ぬればいろ
)
の黒髪であった。
しかし、見惚れるのも束の間、歯を食い縛り歯の間から私、結城明日奈は低く掠れた声を押し出した。
「余計な・・・・ことを!」
結城明日奈side out
キリトside
ラグナが奥にいるルインコボルド・トルーパーを倒しに行って数分が経つ、私は寝ているフェンサーを横に素振りをしていたが、素振りを終われば腰を下ろして右足を伸ばし左足を曲げヌアニールブレードを大事に持って壁に頭を預ける。
天井を見ているが、たまにフェンサーさんが起きないかどうかを見る。
見たところまだフェンサーは起きる様子がない、だけどちゃんと正常な寝息をたてていた。
「そういえばこの人、ラグナにおんぶされてたんだよね」
その後私は、何故か無意識にこんなことを口に出していた。
「良いなぁ〜。私もラグナにおんぶされたいな」
次の瞬間私は少し顔を赤くして、ブンブンと横に振って「わ、私ってば何言ってるんだろう!?」と慌てながら言った。
するとそのとき、寝ていたフェンサーさんが「・・・・うぅ」と小さな呻き声を出した。フェンサーさんの呻き声を聞いた私は、フェンサーさんに切ない顔を向けて言う。
「恐いよね・・・・こんなことになっちゃったんだもん。現実世界でやりたいことたくさんあるもんね、私だってあるし」
私がそう言っていると、フェンサーさんは誰かの名前を口にした。
「一真。会いたいよ・・・・・・一真」
フェンサーさんの言葉に、私は切ない顔から口元まで手を持っていきくすりと笑ってしまう。。
「ふふっ、眠りながら人の名前を言うなんて、その一真って人は眠ってても余程あなたにとって大切な人なんだね。想い人なのか・・・・それとも恋人か?」
私は気になるような瞳をフェンサーに向けていると、眠っていたフェンサーさんが目を覚ました。フェンサーさんは目を覚ますと周りを見回し、隣にいた私に気付くと3分ぐらい私を見終えれば、歯を食い縛り低く掠れた声でこう言った。
「余計な・・・・ことを!」
フェンサーさんのその言葉に私は少しカチンと来て、顔をムッとさせながら言い返させてもらうことにした。
「あなたを助けたのは私じゃないよ」
「・・・・じゃあ、誰が助けたの?」
「あなたを助けたのは私と一緒にいた相棒だよ
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