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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
流星を見ながらの予期せぬ再開
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「なあキリト・・・・・・・・・俺は前にもこんな場面を見た気がするんだが気のせいか?まさかこれがデジャビュってやつか?」

「あはははは・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

俺の言葉にキリトは苦笑いを出すしかなかった。何故なら俺達が見たものは、フード付きのローブを纏い細剣・レイピアを持ったプレイヤーが、大量のルインコボルド・トルーパーに囲まれていたのであった。

それを見た俺はアニールブレードを構え、キリトに声を掛ける。

「キリト、助けるぞ!俺は前方のやつをやる。お前は後方を頼む!」

「任せて!」

キリトの返答で俺達は同時に駆け出す。



「行くぜぇ!!」

俺は決め台詞を叫んで飛び上がり、細剣使い(フェンサー)を殺そうとしているルインコボルド・トルーパーを狙って、全方位ソードスキル〈ホリゾンタル〉をぶち咬ました。

「うおりぃやあぁぁっ!!!」

何とか回りにいたルインコボルド・トルーパーを消すことができ、何とかフェンサーにもソードスキルが当たらずに済んだようで、俺は少しホッとするもすぐにフェンサーに声を掛ける。

「おい・・・・大丈夫か?」

声を掛けてもフェンサーから返ってくるのは「ハァハァ」という、息切れの声しか返ってこなかった。どうやらこのフェンサー休憩無しでダンジョンを進んだせいで、こんな状況に陥ったのだろう。

(ちと数が多すぎるが、しゃあねえぇ)

周りを見ながら心の中で決意した俺は、フェンサーの後方にいるルインコボルド・トルーパーと戦っているキリトに大声を出す。

「キリトッ!ここにいるルインコボルド・トルーパーを全部倒すが行けるか!!」

「うん!大丈夫だよ!」

キリトは頼りになる返答をしてくれたため、俺は無言で頷いて笑い、前方方面にいるルインコボルド・トルーパーの相手に集中することにした。



すると1匹のルインコボルド・トルーパーが俺ではなくフェンサーを狙い動き出した。レベル6亜人型モンスターのルインコボルド・トルーパーがフェンサー目掛けて手斧を振るが、フェンサーは少し体力が戻ったのか何とかルインコボルド・トルーパーの攻撃を避けた。

ルインコボルド・トルーパーの手斧攻撃を連続して紙一重で避けきったフェンサーは、体勢を大きく崩したルインコボルド・トルーパーに細剣の初期ソードスキル《リニアー》を放つ。

攻撃は剣を胸の前に持っていき、捻りを加えながら突く、というシンプルなものだが、速度が凄まじかった。

それはまるで流星と見間違う程に。


俺は本物の流れ星を見たことがない、1度家族と一緒にプラネタリウムを見に行って流れ星を含む色んな星を見たが、俺にとっては詰まらないものだった。
俺は映像で流される星は好きではない
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