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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
流星を見ながらの予期せぬ再開
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弁願いたい、ボス戦じゃ頼りになりまくるが、そんな行為をフィールドやダンジョンでされちゃ傍迷惑も良いところだ。
因みに俺は戦闘狂ではない真の平和主義者だ。まあリトルネペント戦では狩り尽くしたが、あれは仕方ないはずだ。ああしなければキリトは死んでいたかもしれないんだ。だから俺は戦闘狂ではない。
そんなことを考えていると、1度の戦闘もなく俺達は、ダンジョンの最後の扉に到着した。
「これが最後の扉か・・・・キリト、お前のβテスターでの記憶によれば、確かこの扉の奥が」
鉄の扉の前で止まれば、俺は鉄の扉に触れながらキリトに顔を向けて聞けば、キリトは頷いて扉の奥の事を喋り出した。
「うん、βテスター通りなら、この奥には今までの非じゃないくらい沢山のルインコボルド・トルーパーがいるの、でもソロプレイだったら休憩を挟みながら進めば安全だし、フィールドを抜ければそこには
安全地帯
(
セーフティーポイント
)
があるからね」
「ふぅ〜ん。そりゃ助かるな」
βテスター時代での経験を話すキリトに、俺は鉄の扉に触れたまま聞きながらも軽く返答して、また口を開く。
「ま、俺達はまだ1度も戦闘はしてないんだ。武器は大丈夫だし休憩はいらねえだろ、それにもしかしたらこの奥のルインコボルド・トルーパーも殲滅されてるかもしれないし、居たとしても俺達なら簡単に抜けられるだろ」
俺がそう笑みを称えながら言うと、キリトは右手人差し指を出し、下からの目線だが俺に怒ったような目で俺に言う。
「油断は禁物だよラグナ、そういう考え方でやられちゃうプレイヤーを私は何回も見たんだから、本当に油断は禁物だよ!」
そう強く言うキリトの言い方はまるで、幼馴染みを叱る女子か生徒を叱る新任の女教師のように見えて、俺はつい「ククッ」と笑い声を出してしまった。
「な、なんで笑うのラグナ!?私は真剣な話をしてるのに!」
笑い声が聞こえてしまっていたらしく、キリトは少し顔を赤くして俺に抗議の目と声を掛ける。
「いや、悪い悪い・・・・そうだよな、例え余裕があったとしても、それは油断に変わるからな。油断せずに進むか!」
「・・・・・・うん!油断せずに行こう!」
俺の言葉にキリトは一瞬ポカンとした顔になったが、すぐに笑顔になって強く頷いた
キリトの頷きに俺も無言で頷き返し、俺は鉄の扉に触れてキリトにもう一度顔を向ける。
「・・・・行くぜ」
「いつでも良いよ」
俺がそう言うと、キリトも鞘からアニールブレードを引き抜き、強い瞳と笑顔で返したため、俺は鉄の扉のヒンヤリとした冷たさに少し緊張するも、力一杯鉄の扉を押し開けた。
「「!?!!?」」
鉄の扉を押し開け、そこで俺達が目にしたものは・・・・
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