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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
流星を見ながらの予期せぬ再開
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3つ目の街を出た俺達は、野営をしながらボス攻略会議があると言われた最後の街〈トールバーナ〉を目指し、今はキリトと共にルインコボルド・トルーパーが大量にいると聞いた薄暗いダンジョンを進んでいる。
のだが、
「なあ、キリト・・・・・・」
「なにかなラグナ?」
俺は歩を進めながらも、隣を一緒に歩いているキリトに声を掛け聞く。
「・・・・なんでルインコボルド・トルーパーが1匹もいないんだ?」
「さあ・・・・なんでだろうね〜?」
キリトに聞くも、キリト自身も分からないと、歩きながら可愛らしく首をこてんと傾げた。
そう、そうなのだ。このダンジョンに入ったのまでは良かったのだが、何故かルインコボルド・トルーパーが1匹どころか影も形も無かったのだ。まるでダンジョンに爆撃機でも突入して殲滅させたかのように。
ルインコボルド・トルーパーがいないため、俺達は警戒はしているものの、装備しているアニールブレードを鞘から抜かないままダンジョンを歩いていると、キリトが口を開いた。
「それにしても本当になんでいないんだろうルインコボルド・トルーパー。どこかに隠れてるのかな?」
「・・・・・・・・流石にそれはないだろ?考えられるとすれば俺達の前にプレイヤーがやって来て倒したんだろ」
キリトの考えに、つい俺はズッコケそうになるも、それに耐えて考えられる可能性を口にした。
「まあそうだよね・・・・そうなると可能性は2つに絞られるから、1つはプレイヤーがパーティを組んでルインコボルド・トルーパーを殲滅させたのか?もしくは・・・・・・・・・」
キリトは1つの可能性を口にして、もう1つの可能性を言おうとしたが黙った。それを読んで変わりに俺が言うことにした。
「もう1つの可能性は、たった1人のプレイヤーがルインコボルド・トルーパーを全滅させたか、だな」
第一に半分以上のプレイヤーが、まだ〈はじまりの街に〉残っているし、鼠のアルゴからはそんな大規模パーティが出来たという連絡もないため、後者の可能性が高いだろう。
キリトから聞かされたが、このルインコボルド・トルーパーが大量に出てくるダンジョンでは、パーティで通れば楽々と抜けられるが、ソロプレイでも充分に抜けられるらしい。ただしそうなると、連続の戦闘をしながらも休憩を挟まなければならない。そうしなければ、注意力が散漫になり死んでしまうからだ。
「・・・・でもよぉ。初っぱなからそんなプレイヤーなんざいてほしくねえぞ、戦闘じゃ頼りになるだろうが、毎度毎度そんなバーサーカー行為なんてしてほしくねえよ」
「あはははは・・・・・・・・・・・」
俺の言葉にキリトは苦笑いをするが、だってそうだろ。
一層からそんな戦闘狂がいるなんて勘
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