Change5:夢は誰にも汚せない〜Mysterious girls〜
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
すべき目標ですわ」
おお!!マジですか…!!
レーティングゲームの頂点…。
そういう事なら俺も今以上に修行を頑張らないとな。
そのあとはアスタロト、アガレスもいい終わり最後にソーナ会長の出番が回ってきた。
「私の目標は冥界にレーティングゲームの学校を建てることです」
レーティングゲームの学校か…。
でも確かレーティングゲームの学校はあったはずだな?
ヴェネラナさんの授業で確かそう聞いた気がする。
するとお偉いさんの一人が口を開いた。
「レーティングゲームを学ぶ学校ならば、すでにあるはずだが?」
「それは上級階級を持った悪魔や特例の悪魔のための学校です。私が建てたいのは平民、下級悪魔、転生悪魔、全ての悪魔が平等にレーティングゲームに関して学ぶことのできる学校です」
成程…。
確かに授業でレーティングゲームの学校は上級階級の悪魔や特例を持った悪魔しか入れないって言っていたな。
そう考えると下級悪魔や平民悪魔、俺みたいな転生悪魔でも学べるのはありがたいな。
会長もすごい夢を持っているな!!
だが―――。
『ハハハハハハハハハハッ!!』
お偉いさん達はまるで可笑しなものを聞いたかのように笑う。
俺は意味が分からなかった。
なんで笑うんだよ…。
「成程、これは傑作だな!!まるで夢見る乙女といいたところか」
「若いというのは良いな。しかし、シトリー家の次期当主よ、ここがデビュー前の顔合わせの場で良かったというものだ」
なんだよ…まるで会長の夢を馬鹿にしているような物言いだな。
「今、冥界は変革していっていますわ。ですが上級や下級といった差別は存在しますわ。それが当たり前だと思っている者も多いんです」
確かに冥界は上級などの爵位が存在するな。
だからお偉いさんはそれが当たり前だからお偉いさんは会長の夢を馬鹿にしているのか…。
だけどよ…人の夢を馬鹿にするのは間違っているぜ…ッ。
「私は本気です」
会長は真正面から自分の夢を本気というが、お偉いさんは冷徹な言葉を口にする。
「ソーナ・シトリー殿。そのような施設を作っては伝統と誇りを重んじる旧家やあなたのお家の顔を潰すことになりますぞ?いくら悪魔の世界が変革期に入っているとは言え、たかだか下級悪魔や転生悪魔…ましては平民風情に教えるなどと―――」
すると匙が急に会長の横に立ち口を開いた。
「なんで・・・・なんでソーナ様の夢をバカにするんですか!?こんなのおかしいですよ!!叶えられないなんて決まった訳じゃない乃になんでそう言い切れるんですか!!」
「口を慎め、転生悪魔の若者よ。ソーナ・シトリー殿、躾がなっておりませんぞ」
「……
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ