暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1763話
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くのを確認してからだが。
 そんな真似をしても、俺の場合いつでもこの部屋に戻ってくる事は出来るんだけどな。
 勿論そんな事を言えば、色々と妙な目で見られるので言わないが。
 ともあれ、俺は色々と情報を集める為に街中に向かうのだった。





「……やっぱり特に何もない、か」

 現在俺がいるのは、図書館。
 あんな妙な現象が起きているのだから、もしかしたらこの地区には何かがあるのではないかと、そう思った為だ。
 いや、そもそもあの現象はこの地区だけ、日本だけで起きている訳ではない筈だ。
 もしそんな事になっていれば、間違いなく大きな騒動になっている筈だし。
 そうなると、この世界全体であの妙な現象は起きているという事になる。
 ……何らかの特殊能力を持っている奴とかが、解決する為に動き出していてもおかしくないんだけどな。
 ゆかりもそうだが、あの現象の中でも動ける奴がいるんだし。

「ん?」

 そんな事を考えながら資料を調べていると、ふと気になる新聞記事を見つけた。
 今から10年前の事故の記事だ。
 何でもこの近くでかなり大きな事故があったらしい。
 ……まぁ、普通ならふーん、それで? といった感じなのだが、何だかその事故の記事が妙に強く印象に残った。
 念動力が働いた……って訳じゃないが、それでも何らかの意味がある事なような気がしないでもない。
 もっとも、それと関連づけるような情報の類は何も出てこなかったが。
 他にも色々と調べているが、このポートアイランド一帯は桐条グループとかいう財閥が積極的に開発しているらしい。
 桐条グループ、ね。
 もしかして、あの現象について何か知っているのか?
 それとも、ただの偶然か。
 ともあれ、俺はもう暫く図書館の中で何らかの情報がないかを探すのだった。
 ……結局それらしいものは何も見つけられなかったが。
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