0103話『五十鈴のお誘い』
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けど泳ぎ始めた。
五十鈴もそれに倣って泳ぎ始める。
「うん。やっぱり冷たくていいモノね。日差しが暑い分、体が冷えるからちょうどいいわ」
「そうだな。こういうのもたまにはいいものだな」
二人してはしゃぎはしないけどそれでも楽しんでいるようである。
そんな時だった。
「ふあー!? 足がッ!!」
そこで文月の叫び声が聞こえてきたために、
「初月!」
「了解した!」
それで二人はすぐに慣れた手つきで泳いでいき溺れてしまっている文月の場所へとたどり着いてすぐに引き上げる。
「ケホッ、ケホッ……ありがとうー」
「気にするな。それより大丈夫だったか文月?」
「うん。足が攣っちゃったけどすぐに初月ちゃんと五十鈴さんが助けてくれたから大丈夫だよ」
ほんわかと笑いながら文月は二人に感謝していた。
そこに提督が、
「文月ー! 大丈夫かー?」
「うんー。大丈夫だよ」
「そうか。でも一応足が攣っているんだから一度上がって来い!」
「わかったー!」
「それじゃ僕が連れて行くよ」
「お願いね」
五十鈴は文月の面倒を初月に任せて見送った。
その際に、
「(ふふふっ……やっぱり頼もしいじゃない初月の奴。誘って正解だったわ)」
内心でそんな事を思っていたのであった。
それから仕切り直しで半日遊び倒したのであった。
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