第29話
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ラント大司教が”騎神”は”古代遺物”の可能性があるから、メンフィルは本来七耀教会が回収して管理すべき”騎神”を軍事利用してはいけないみたいな事をシルヴァン皇帝に指摘して、その意見に対してシルヴァン皇帝が七耀教会は既に”騎神”が古代遺物ではない事を認めているって指摘して、カラント大司教の反論を封じ込めたんだ。」
「”騎神”は”古代遺物”ではないのですが………」
「ま、教会の連中からすれば”騎神”は”古代遺物”同然の存在なんだから、何としても回収して管理したいんじゃないのかしら?」
「フン、”管理”という名の一種の独占だな。」
「ま〜、七耀教会は”古代遺物”が関わってくるとホント、見つけた”古代遺物”を渡せってしつこくてうるさいんだよね〜。ギリアスのオジサンも遊撃士の次は星杯騎士をエレボニアから完全に追い出したいみたいな事も言っていたくらいだよ。」
「お願いしますから、そういう事は皆さんの前で口にしないでください、ミリアムちゃん……」
「それと口にするにしても、少しはオブラートに包んだ言い方にしてくれ……」
「そんな事よりも何でクロウの”外法認定”に”騎神”や教会は既に”騎神”が”古代遺物”ではない事を認めているみたいな事が関係しているのよ?」
アネラスの説明を聞いたエマは複雑そうな表情で答え、セリーヌは目を細めて呟き、ユーシスは鼻を鳴らして七耀教会に対する皮肉を口にし、ミリアムが呟いた言葉を聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中クレア大尉とマキアスは疲れた表情でミリアムに注意し、サラは厳しい表情でアネラスに訊ねた。
「それが………シルヴァン皇帝はカラント大司教に”星杯騎士団”は帝国解放戦線のリーダーが操縦する”騎神”の回収や、その騎神の”操縦者”である帝国解放戦線のリーダーを抹殺していない事を指摘してカラント大司教を黙らせたんです………」
「!なるほど………”そういう事”ですか。」
「え……シャロンは今の話がどういう事なのかわかったの?」
不安そうな表情で答えたアネラスの話を聞いて目を見開き、真剣な表情で呟いたシャロンの言葉を聞いたアリサは事情がわかっていそうな様子のシャロンに訊ねた。
「はい。―――恐らくメンフィルは先程アネラス様が仰った件――――”騎神”の件で七耀教会を煽り、”星杯騎士団”にクロウ様を抹殺させる為かと。」
「何だと!?」
「一体どういう事よ、それは!?」
シャロンの答えを聞いたその場にいる多くの者達が血相を変えている中トヴァルは信じられない表情で声を上げ、サラは厳しい表
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ