第28話
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デ特務大佐に捕縛されたのです。」
「ええっ!?ル、ルーファスさんどころか、”帝国解放戦線”の幹部や”結社”の使い手も一緒だったんですか!?」
「ちょっと待って……ルーファス卿が”パンダグリュエル”で討たれたという事はルーファス卿と一緒にその場にいた”帝国解放戦線”の幹部や結社の関係者も同時に討たれた可能性が高いって事じゃない!」
「……皇女殿下。お辛い事を聞くようで申し訳ませんが、ルーファス卿以外に誰が討たれたのでしょうか?」
オリヴァルト皇子の質問に答えたアルフィン皇女の答えを聞いたエリオットは驚き、ある事に気づいたサラは血相を変え、クレア大尉は真剣な表情でアルフィン皇女に訊ねた。
「……スカーレットという名前の眼帯の女性がエリゼさんとセレーネさんに、ヴァルカンという名前の大柄な男性がレン皇女殿下に討たれましたわ………」
「ええっ!?レン皇女殿下達が”帝国解放戦線”の幹部の”S”と”V”を!?」
「教官達の加勢とオレ達が全員で協力してようやく退ける事ができたあの二人をレン皇女殿下達は僅かな人数で討ち取ったのか……」
「”S”と”V”が討ち取られたという事は”帝国解放戦線”の幹部クラスは”C”を除けは全滅したという事になりますね………」
「フン……”G”同様ロクな死に方はせんと思っていたが、エレボニアではなく、エレボニアの戦争相手であったメンフィルに討ち取られるとは皮肉な話だな。」
「というか、温厚な性格に見えるセレーネお嬢さんやエリゼお嬢さんまで帝国解放戦線の幹部を殺ったなんて、正直信じられないぜ……」
「最低でも”執行者”クラスと推定されている”殲滅天使”や”竜”のセレーネって人はまだわかるけど、軍人でもないエリゼって人まであの”S”を討ち取るなんて、かなりの実力を持っているみたいだね〜。」
(……ま、エリゼの”師匠”を考えたら、そのくらいできてもおかしくないわよね。)
(エリゼちゃんはよりにもよって、あのエクリアさんの愛弟子だそうですものねぇ?)
アルフィン皇女の説明を聞いたアリサは驚き、ガイウスは重々しい様子を纏って呟き、クレア大尉は真剣な表情で考え込みながら呟き、ユーシスは鼻を鳴らした後静かな表情で呟き、トヴァルは疲れた表情で呟き、興味ありげな表情で呟いたミリアムの言葉を聞いたシェラザードは疲れた表情で溜息を吐き、アネラスは苦笑していた。
「なるほどね………”殲滅天使”が今回の戦争によってあのバンダナ男がメンフィルに憎悪を抱いているって言っていたけど、その憎悪の原因は”帝国解放戦線”の幹部達が討ち取られた件に対する”敵討ち”でしょうね………」
「あ………」
「そう言えばレン皇女殿下はそのような事を言っていたな………」
セリーヌの言葉
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