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英雄伝説〜灰の軌跡〜
第28話
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膳もメンフィル兵ではなく公爵家が雇っていた使用人達で、その使用人達もメンフィルが改めて雇用してくれた。………今回の戦争勃発の元凶であり、メンフィルが最も怒りを抱いていた父の関係者に対する待遇とは思えない程の好待遇だった。」

「そうか………」

「ちなみに食事はどうだったの〜?毒が入っていたり、食事内容が貧相じゃなかったの〜?」

エリオットの質問に答えたユーシスの答えを聞いたラウラは安堵の表情をし、ミリアムは興味ありげな表情でユーシスに訊ね、ミリアムのとんでもない質問内容にその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「お願いしますから、もう少し遠回しな言い方で訊ねてください、ミリアムちゃん……」

「というか何でそんなどうでもいい事が気になっていたんだ、君は………」

「阿呆。第一食事に毒が入っていれば俺は今頃この場にいないし、食事内容も”ガレリア要塞”の”特別実習”の時に出た食事とは思えない酷い食事内容ではないどころか、そこの第三学生寮の管理人が毎日出した食事と同等のまともな食事内容だ。」

「ふふっ、お褒めに預かり光栄ですわ♪」

「シャロン、貴女ねぇ………」

ミリアムの発言にクレア大尉とマキアスが疲れた表情をしている中、ユーシスは呆れた表情で答え、ユーシスの話を聞いて微笑んでいるシャロンをアリサはジト目で見つめた。



「えっと……ユーシスさん。ルーファスさんの事ですが………」

「……兄上が”パンダグリュエル”にて父の時同様シュバルツァー卿のご子息である”特務部隊”の総大将に討ち取られた話や兄上が”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の”筆頭”で、”鉄血宰相”の指示によって内戦の状況を調整していた疑いがある話も既にレン皇女殿下から伺っている。」

言い辛そうな表情をしているエマに対してユーシスは僅かに辛そうな表情で答え

「その………レン皇女殿下の話だとユーシス君はリィン特務准将に対して恨んでいるどころか、感謝しているって言っていたけど………」

「ユーシス君は本当にリィン特務准将の事を恨んでいないのかい?その……もし、”Z組”が”特務部隊”の指揮下に入る事になれば、家族の仇である彼の下で戦わないといけない事になるけど……」

「――ああ。父も兄上も当然の報いを受けただけで、俺がその事に対して二人を討ち取ったリィン特務准将を恨むのは筋違いだ。………俺に限らず、エレボニアの民達もリィン特務准将に感謝しているだろうな。リィン特務准将は内戦で自分達を苦しめ続け、挙句の果てにはメンフィルとの戦争勃発の元凶となった父上と兄上を討ち取り、これ以上愚かな真似をしないように阻止してくれたのだからな………」

「ユーシスさん………」

トワとジョルジュの疑問に辛そうな表情で答えた
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