ペルソナ3
1762話
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ているのか。
表立った存在だけに、マフィアと比べれば色々と影響力は小さそうだよな。
警察とかそういう公的権力によって監視されてもいるだろうし。
「どうしたのよ?」
「いや、俺達があの奇妙な建物に挑むにしても、何かバックアップしてくれる存在があればいいなと思っただけだよ」
「……バックアップね。けど、私とアクセル以外はあの現象の中で動けないんでしょ? なら、バックアップって言っても……」
「別にバックアップってのは、あの現象の中だけでの話じゃないぞ。そもそも、そういう意味でのバックアップなら俺は必要としていない。勿論、いればそれで悪い事はないけど」
「じゃあ、どういう意味?」
「何をするにしても、物資の類は必要だろ? 情報を集めるとか、武器の手入れとか。それ以外にも様々にな」
一応俺の空間倉庫があれば大体解決出来る内容ではあるんだが、それでも、出来ればどうにかした方がいいのは間違いない。
「うーん……けど、どうしろってのよ? 私達の立場でそんなバックアップ? してくれる人を探すのは大変なんじゃない?」
「そうだな、普通に探すのなら大変だ。……けど、普通じゃない手段なら?」
「普通じゃない手段?」
「ああ。金を支払って、その対価としてこっちのバックアップをして貰う」
「そんな事を言っても……どういう人に頼むのよ?」
俺が何を言いたいのか、半ば分かっているのだろう。少しだけ嫌そうに尋ねるゆかりに対し、俺は笑みと共に口を開く。
「いわゆる、裏の存在だよ」
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