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逆襲のアムロ
43話 ア・バオア・クーの戦いB 3.13
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機。

「お前たちだけじゃ無理だ。言う立場ではないが加勢する」

ジェリドがガンダムに向かって、アムロに向かって通信で話し掛けた。
アムロは黙って頷いた。シャアは皮肉を言った。

「そうだな。ルナツーを落として、ア・バオア・クーを押し出そうとは」

シャアの皮肉にカクリコンが答えた。

「地球が持つか持たないかの瀬戸際なんだ。やってみる価値ありますぜ」

エマもカクリコンの言葉に賛同した。

「そうね。弁解はしませんわ。今はただ純粋に地球を救いたい」

全てのひとが無言になりア・バオア・クーを押し出そうとスラスターを吹かしていた。

そして今度はエマリー艦隊からの増援でデンドロビウムが見事に大きな巨体と桁違いの推進力でアムロの傍に突撃しめり込んでいた。

様々な増援がアムロたちの応援し、それに呼応するように不可思議な現象が起き始めてきた。

今度は緑白い光がアムロたちの傍に集まり始めて何かを形成しだした。
アムロとシャアはその異変に気付き、バックモニターを見つめていた。

すると、その光の中からパラス・アテネが出現した。
パラス・アテネのシーマは目を覚まし、理解不能な現状を見ていた。

「な・・・なんなんだい。これは!」

迫り来る巨大隕石とそれを押しているような数十のモビルスーツ。背後にはキレイな青い星。
その状況を解釈し、静かに笑い始めていた。

「ックックック・・・シロッコ。どうやら終局面らしいねえ。あたしがこれを落とせばいいんだろ!」

パラス・アテネの全火力を目の前のモビルスーツらに照準を合わせた。

「これであたしは救われる」

シーマがそう呟くと、後方から数機のモビルスーツがシーマのパラス・アテネを羽交い絞めにした。
その衝撃にシーマが驚いた。

「なっ!何が・・・うわっ!」

シーマが確認しようとした時、シーマのコックピットはビームサーベルに貫かれ消失してしまっていた。掴んでいたのはZU2機コウとキース、貫いたのはもう1機のZUのユウだった。

「ふう、間一髪でしたね」

キースがアムロへ声掛けした。アムロは「助かった」と礼を言うと、再びア・バオア・クーと対峙していた。

ユウ、コウ、キースもア・バオア・クー押しを手伝おうとしたとき、ユウはまだパラス・アテネの出てきた光が収まっていないことに気が付いた。

「・・・!」

光の中から黒い腕が出てきた。そして全体像が現れて、光は収束した。

コウ、キース共にその姿に腰が引けていた。アムロもその姿を見ては舌打ちをしていた。

「何でこんなところにあんな怪物が・・・」

キースが発した言葉に見たことがあるものが皆が同意した。
ダカールの天変地異の黒いモビルスーツがそこに鎮座して
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