ハイスクールD×D 革新のリアン2
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て売るゲームとか、バンジージャンプをするゲームとか、庭園を作るゲームとか、ピラミッドを作るゲームとか、日本庭園を作るゲームとか、街道を作るゲームとか」
その後も軽いものを中心にゲームを紹介していく。2週間後のレクにはギャスパーの好みのゲームを中心に遊ぶか。
姫島朱乃が落ち着いたと判断したオレは、半年ぶりに屋敷に招くことにした。世間話から始め、ある程度の緊張感を徐々に出していけばバラキエルとのことで呼ばれたのを察したのだろう。では、本題に入ろう。
「まずはオレの思っていることから話しておこう。オレはまた姫島がバラキエルと一緒に暮らして欲しいと考えている。それを受け入れられないというのも分かる」
「だったら、何故お招きに?あの人への報告なら適当にでっち上げればいいではないですか」
「オレは家族は共にある方が良いと思っているからな。今のお前達親娘はお互いにこれ以上傷つきたくないと逃げているようにしか見えないからな」
「私は逃げてなどいない!!あんな人と一緒に居るなんて絶対に無理よ!!」
激情してあれこれと口に出していく中で、どうしてもあの一言、いや、二言が出ない。その時点で答えは出ているんだよ、姫島。
「母親の一大事に何もできなかったバラキエルを恨んでいるのか?」
「当たり前でしょう!!」
「では、殺したいほど憎んでいるか?一言もそんなことを言っていないが」
その言葉に今までの激情が嘘のように止まる。本人も気づいていなかったようだ。オレは懐からボイスレコーダーを取り出して先程激情していた時の言葉を再び流す。
「あれだけ激情していても、『殺したい』とも『憎んでいる』とも言っていない。喜怒哀楽には、特に哀と怒には本音が乗りやすい。つまりはそういうことだ。母親を助けてくれなかったことを恨んではいても、それでも憎しみまではいっていないし、殺したいとも思っていない。ただ、認めたくなくて我儘を言っている子供だ」
「そ、そんなことは、そんな、ことは」
「あとな、バラキエルの奴、グリゴリから離れた。いつでもお前を、家族を受け入れて、今度こそ守り通すために。今は、人間界のグレモリー領地に移り住んで在宅プログラマーとして四苦八苦してるよ」
在宅で出来る仕事はないかと聞かれた時は答えに窮したが確実にプログラマーとしての仕事に慣れてきている以上、間違いではなかったようだ。需要はこれからも伸び続けるだろうからな。今は大きな仕事は出来ないだろうが、5年もすれば問題もないだろう。
「バラキエルが今住んでいる家の住所だ。恨んでいるなら恨んでいると言えばいい。憎んでいるなら憎んでいると言えばいい。殺したいと思っているなら、殺せばいい。今のバラキエルはそれら全てを受け入れる
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