ハイスクールD×D 革新のリアン2
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能の部分のラインに滅びの魔力を纏わせて転生機能を封じ込めてある。おかげで気軽に蘇生アイテムとして利用できる。今は更に繊細なコントロールを身に着けようとしている。出来れば黒歌と白音とイザイヤを転生悪魔から元の種族に戻してやれるようにしたいからな。
「マリータ、彼の様子は?」
「2分前に死亡確認です」
「全く、ハインリヒの馬鹿が。コストは、ルークで足りないだと?仕方ない、変異のビショップを使う」
ケースから変異のビショップを取り出して死んでいる彼の胸元に置く。駒が身体の中に沈んでいき、再び生命の鼓動が宿る。
「治療は任せる。しばらくは体を癒やすことを優先させろ」
「かしこまりました」
「それにしても、女装癖があるとはな。別にオレが狙われない限りは良いけどさ」
「本当に似合っておられますしね。それにしても女装に関して理解があるとは思っていませんでしたが」
昔、任務のために際どい格好の踊り子に扮した事があるなんて言えるか。変に人気が出たことは忘れるんだ。
「セラフォルー様の趣味に巻き込まれただろう?」
「可愛かったですね、リアン様。ソーナ様にもせがまれて嫌々付き合ったら泣き落としも食らってノリノリで遊んでたのは」
アレはガキの頃だからノーカンだ。ソーナの黒歴史でもあるから話に上がることはほぼ無いから。
「この話はここまでだ。オレは姫島のところに行ってくる」
「豆ですね」
「情緒が不安定すぎるからな。自虐タイプじゃない分だけ楽だよ。自虐タイプは治療と依存が紙一重だからな。はっきり言って苦手だ」
「リアン様の性格ならそうでしょうね。一方的に寄り掛かるのはするのもされるのもお嫌いでしょうね」
「そういうこと。まあ、多少支えてやる程度はするさ」
バラキエルとの約束もあるからな。踏み込む前の下準備はそろそろ終えても良いぐらいには落ち着いてはいるんだけどな。カウンセリングは専門外なんだけどな。こればっかりは始めたオレが最後まで関わらなければ見捨てられたと思って二度と誰にも心を開かなくなる。
「面倒だとは思わないさ。ある程度は気持ちはわかるからな」
信頼していた父親に裏切られたように感じているのだろう。オレも信じていた国に裏切られたから、裏切られる気持ちはわかる。バラキエルに関しては本当に運が悪かったとしか言えないがな。いや、現実を甘く見すぎていたと言ったほうが良いか。まあ、全ては過去の話だ。
「13です」
「15にゃ」
「21」
「21!?えっ、ってことは24」
「コヨーテ」
マリータの宣言と共にカードを全員が見えるように置く。
「16。くっ、普通に引っかかった」
イザイヤが悔しそうに
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