ハイスクールD×D 革新のリアン2
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いのか」
「……私の何がいけないと言うのですか!!これほど有能な者を用意しているのに!!」
「ハインリヒ、それはお前の評価だ。オレは有能だと見ていない。根本から間違っているんだよ。プレゼンが下手だと言ったよな」
「ええ」
「オレの趣味は知っているな?」
「古臭いゲームだということは」
「その時点で間違っている。例えばだが、今オレの手元にあるこのカードゲーム、キャッチョコだが、発売されたのは2年ほど前だ。他にもこのカードは昨年、大学の教授が研究の一環で生み出したものだ。お前の趣味の携帯ゲームは3年前のものだったな」
オレに趣味がバレていることにハインリヒが目を大きく見開く。
「何処が古臭い?お前の先入観で物の真実を図れていない。正しく物を見れていない者の提案を飲む馬鹿はいない。そして古臭いと言うのはマイナス評価になりえない。古臭いとは伝統とほぼ同意義であり、それを受け取った側の感性によって変わるからだ。本題に戻ろう。趣味の時点でこれだけの考えの差が開いている。それなのになぜ眷属にしようと考える者が一致していると考えられる?」
「ですが、イザイヤは眷属にしたではないですか」
「そうだな。お前が裏でイザイヤを襲おうと画策していたからな。保護するために眷属にした」
「……馬鹿な、知っているはずが」
「お前は眷属にしか目を向けていないからな。愚かな。オレの手足はもっと長い。が、それを知ってしまい、オレの御眼鏡に適わなかったお前には」
言い切る前にオレの手足の一人がハインリヒの首を180度曲げて殺した。
「ご苦労。死体の処理も任せる」
無言のまま首を縦に振り、目の前の者がハインリヒの死体と共に消える。やはり、日本の忍者と呼ばれる者たちは優秀だな。日本人の気質の誠実には誠実を持って返すという面と、主のために全てを差し出せる献身性。それらを持ちあわせた上で裏の仕事が出来る。実に素晴らしい。手足として十分以上に働いてくれている。
さて、ゴミの処理は済んだ。一先ず、ハインリヒが連れてきた眷属候補の様子を確認しに行こう。結構ボロボロだったけど、まあ、生きてるだろう。傭兵団の連中ならあの程度はいつものことだからな。気合さえ充実してれば生き残れるだろう。そう言えばあいつ、気合は充実してたっけ?ええっと、資料資料。
おぅ、ハインリヒの奴、なんでこう能力が高くて環境が最悪な奴を見つけてこれるんだ?姫島の時とは違って調査資料がかなり詳しくなっているし、努力の方向性がとことん噛み合わないやつだな。とりあえず急がなければ。あんな環境で気合が充実しているわけがない。死んでいたら悪魔の駒で蘇生させてやらないと。
母の実家であるバアル家の滅びの魔力の扱いに慣れたオレは、悪魔の駒の悪魔への転生機
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