ハイスクールD×D 革新のリアン2
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恨みが向かったのか分からないです。今は頭の中がすっきりとして、あの男、バルパー・ガリレイに対する恨みとか怒りで一杯です!!」
「まあ、これが大人のやり方だ。全員が全員じゃないが、大人は先が見えるようになって、時間がないと思えばどんな手でも使いたくなるんだよ。魔術による軽い暗示程度で良かったな。ガッチガチの説経による思考操作だと面倒だからな。今みたいにデコピン一発でどうにかなるような代物じゃないから。さて、話を戻すが、バルパーに復習したいのは分かった。だが、今のままでは確実に失敗する。資金も情報も権力も力も無い君には無理だ。無駄死にだな」
「ストレートですね」
「ここは変化球を投げる場面じゃないからな。だから全てストレートだ。簡単に強くなりたいなら、オレの眷属と成れ。悪魔に転生することになるが、色々とサポートしてやる。基本的な拘束はレーティングゲームと呼ばれる模擬戦のようなものへの参加と最低限のマナー、それから冥界語の習得程度だな。それを断るのなら」
「殺しますか?」
「なぜそんな面倒なことをしなければならないんだ?断るのならウチの馬鹿が面倒をかけた分の慰謝料を払って開放する。それと護衛を兼ねた監視をつける」
「護衛?」
「お前を連れてきたハインリヒが馬鹿をやらかすかもしれないからな。悪魔全体に言えることだが、無意識的に他種族を見下している。まあ、上級悪魔なんて言われているのは生まれから貴族か、成り上がりだ。元から上に立つ存在だからな、見下していなくても見下している状態なのがデフォルトだ。オレも何処かで見下しているんだろうな」
こういうことは自分ではわからないからな。元平民の成り上がり騎士から傭兵で貴族だからな。価値観なんかは結構庶民的ではあるが、見下していないとは言い切れない。
「さて、どうする?答えは一週間後に聞かせてもらう。聞きたいことがあるのなら何でも答えよう。まずはゆっくりとすると良い。マリータ、任せる」
「分かりました」
マリータに連れられてイザイヤ君が部屋から出た後、ソファーに体を預けて大きく溜息をつく。全く、反吐が出そうになるぜ。タバコと酒が欲しい。特に酒。一時でも嫌な現実を忘れさせてくれる命の水。蒸留酒が飲みたい。現実から逃避させてくれよ。ああ、もう、嫌な世の中だぜ。それでも多少はまともな世界にしてやりたいよ。
マリータに治療の指示を出してハインリヒが連れてきた眷属候補を退出させる。このままでは死んでしまうだろうからな。それからハインリヒの処分だな。
「はぁ、ハインリヒ、お前にはがっかりだ。何も分かっていない。二度とオレに面を見せるな。下がれ」
だが、ハインリヒは下がろうとしない。
「オレは下がれと言った。それすらも出来な
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