ハイスクールD×D 革新のリアン2
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使わせてもらう。取り戻そうとしても手遅れにして使うからな。脅しだと思うなら、そう思えばいい」
実際にバラキエルが再び不抜けるようなら容赦なく利用させてもらう。心の壊し方なんて拷問で慣れているからな。心情的にやりたくはないが、やった方がメリットが有るならやる。
「それから身辺整理をしておけ。放っておいたからこのようなことになったのだからな」
『分かった。シェムハザ達に相談する。朱乃には手を出すなよ』
「出さないよ。オレは疑い深いんでな、会ったばかりの者に気を許すなど考えられないし、出自が出自だ。面倒事のほうが多い。それに、アレは女ではなく子供だ。全く興味が無いな」
正直言って食指が全く動かん。これは精神年齢の問題だろう。あと、姫島が心身共にボロボロだから余計にだな。
全く、悪魔は馬鹿ばかりだ。力にしか目を向けない。呆れるしかないな。
「ハインリヒ、オレは言ったはずだよな。プレゼンが下手だと、商品の扱いも下手だと。何も分かっていなかったようだな。2度までは許す。下がれ」
「……失礼します」
ハインリヒが部屋から出ると同時にマリータが口を開く。
「あれは理解していませんね」
「だろうな。さて、イザイヤだったか。とりあえずは座れ。本人の口からもこれまでのこと、これからのことを聞きたい。長くなっても構わん。マリータ、茶と菓子を。お前も座ると良い」
要約させずにその場面ではどう思ったのかなどを詳しく聞きながら2時間ほどを過ごす。
「なるほどな、お前がバカなのがよく分かった」
「なっ!?」
「本当ですね。何故そんな結論に至ったのか分かりません」
「どういうことですか!!」
「イザイヤ、お前を家族とも言える同士が出会えたのは何故だ」
「それは主の思し召しで」
「あ〜、宗教感はどうでもいい。それで言うならお前の不幸も神の思し召しになるだろうが。思考の停止は一番最低な行為だ。常に自分という物を持っていろ。外から公平な目で説明してやるよ」
「公平な目?」
これだから宗教にどっぷりと漬かってる奴らは嫌いなんだよ。狂信まで行ってないのが救いだな。神のためなら何だって許されると勘違いしている馬鹿が多いからな。非人道的なこととかも平気でやりやがる。
「結論から言えば怒りの矛先がおかしいんだよ。ちょっとだけ痛いぞ」
右手の中指に滅びの魔力をうっすらと纏わせてデコピンを食らわせる。何かの術式を破った感触と共に素早く退避してマリータがイザイヤにゴミ箱をもたせる。次の瞬間、イザイヤが胃の中の物を吐き出し続ける。落ち着くまで待ってやり、再び説明に戻る。
「今なら何がおかしいのか分かるだろう?」
「はい。なんで聖剣に
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