第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change4:若手悪魔の会合〜There is nothing terrible as sullen〜
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らしい。
そうして俺たちは専用の待機室に向かっていると、通路の先の一角に複数の人影が見える。
「サイラオーグ!」
部長がその内の一人に声をかけた。
名前を呼ばれたであろう人もこちらに来る。
どうやら部長とあの人は知り合いのようだな。
見た目は俺たちとはあまり変わらない歳みたいで何より黒髪の短髪で瞳は珍しい紫色の野性的なイケメンの様だった。
しかも体格もよく身長も俺より大きい。
もしかしてシンと体格や身長でため張れるかもな。
「久しぶりだな、リアス」
男性は部長とにこやかに握手を交わす。
「ええ、サイラオーグ。元気そうでよっかたわ。そういえば初めて会う者もいるわね。彼はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主で私の母方の従兄弟に当たるの」
従兄弟なのか。
確かに見てみればどこかサーゼクスさんの面影を感じるな。
「リアスに紹介してもらったが、改めた自己紹介をしよう。サイラオーグ・バアルだ。バアル家の次期当主だ」
たしかヴェネラナさんが授業で元七十二柱について教えてくれた時にバアル家の事も言っていたな。
確か…魔王の次に偉い『大王』だったけ?
するとサイラオーグさんの視線が俺に移った。
「ほう、お前が今代の赤龍帝でリアス唯一の『兵士』か」
「は、はい!!どうもリアス・グレモリーの『兵士』の兵藤一誠です!!」
「ほう…なかなか元気がよくそしてお前から感じるオーラなかなか強いな。これからよろしく頼む、兵藤一誠」
「はい!!」
なんかすごく話しやすい人だな。
そして次にサイラオーグさんはシンを視線にとらえていた。
「君がリアスの協力者の神無月シンだな」
するとシンも反応し自己紹介を始める。
「どうもバアル家の次期当主殿。俺は神無月進だ。まあご存知の通り、リアス・グレモリーの協力者をやらせてもらっている」
二人は握手を交わす。
てか…今まで知ってはいたがサイラオーグさんとシンが並ぶといかにもシンのガタイの良さと高身長がわかるな。
「なるほど、やはりおまえがそうだったか。その体格…身にまとう雰囲気、そして一見すきがあるように見えるのに実際は一切すきがない…。成程、あのコカビエルを圧倒し旧魔王のカテレア・レヴィアタンを倒した力は本当のようだな」
「俺はそこまで評価されるようなものではないですよ」
「そんな謙遜するな。もし君と俺が戦ったらおそらく勝てないだろう。それに眷属も参戦したところで勝てるかどうかも怪しいところだ」
なんか、こうシンといろいろな人たちの会話を聞いているとシンは一体どんだけすごいんだ?
正直あの時シンと肩を並べたいとか言っていたがさらにその道のりが遠く
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