第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change4:若手悪魔の会合〜There is nothing terrible as sullen〜
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女はその財布を道大喜びをしていた。
よほど大事なものだったのだろう。
「見つかってよかったな」
「ハイ!!ありがとうございます!!」
これで解決か…。
俺は近くにあった時計を見る。
あ、もうリアス部長が言っていた集合時間だな。
「それじゃ、俺はこの後用事があるんでな。じゃあな」
「え、あの!!」
「今度はなくすなよ」
俺はそのまま人ごみに紛れてリアス部長の実家へと帰っていった。
―○●●●●○―
俺―――兵藤一誠は今みんなと一緒に冥界にある電車で魔王領に向かっている。
なんで俺たちが魔王領に向かっているのかというと、そこで若手悪魔…sかもその中でもずば抜けた者たちの会合が開かれるそうだ。
俺たちグレモリー眷属は部長の付き添いとして同伴しており。
シンに関しては会談の功労者として若手悪魔に顔を出せとの事らしい。
それを聞いた時のシンはなぜか少しめんどくさそうにしていた。
確かシンはあまり上級階級やら王族やら貴族に関してあまりいい考えを持っていなかったよな?
まあ、今はいいだろう。
ちなみに羽衣とテュールさんはあくまで観光に来ているため部長の実家で留守番をしている。
しかし、みんながのんきに観光している間俺だけは部長のお母さんから悪魔社会についての勉強や悪魔文字の練習をさせられていた。
正直覚えることが多すぎて脳みそが行かれそうになったぜ…。
だがシンは帰ってきたから少しの間疲れたよう雰囲気を出していたが何かあったのだろうか?
まあ今はいいか。
そして電車に乗ってから数時間後。
到着したところは西洋的な外観を残しつつ近代的な建物がある都市部だった。
俺たちが普段いる人間界とは若干違うデザインの建物だけどそこまで変わりはしないな。
しかもファミレスやコンビニみたいなところもあるし……。
「ここは魔王領の都市ルシファード。旧魔王ルシファー様がおられたと言われる冥界の旧首都なんだ」
木場が説明してくれた。
成程…ここはサーゼクスさんが魔王をやる前の前任の魔王様とその家族が住んでいたところになるのか。
ってことは、ヴァーリの血縁者もここに住んでたってことになるのか…。
ちょっと複雑だな…。
まあ、ここは平和そうだしいいか!!
「表から向かうと大きな騒ぎなるし目立つから地下鉄で行くわよ」
部長がそう言う。
大騒ぎ?目立つなんでだ…?
「きゃぁぁぁぁぁぁああ!!!リアス姫様ぁぁぁぁ!!!!!」
「ウェッ!?」
急に来た黄色い感性に思わず変な声で驚いてしまった。
声がした方向へと振り向くとそこ
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