第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change4:若手悪魔の会合〜There is nothing terrible as sullen〜
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悪魔の人たち。
まったく、あとでサーゼクスに文句を言おう。
俺はそのままこの場に集まった人たちと握手をした。
「まったく疲れたな。こんなのはもうこりごりだな」
全員と握手をした後俺はため息をつきながら独り言をつぶやいていた。
正直一目見ただけで俺へに対する見方があんなになるなんてどうなっているんだ冥界は。
『そんなこと言っておきながら全員の要望に対応していたじゃないの?』
仕方ないだろう…ああも迫られては断るには断り切れないからな。
『へぇ〜…。なるほどあなたは押しに弱いのね…。覚えておきましょう♪』
何かよからぬ一言が聞こえたが今は無視しよう。
そして数分街を歩いていると……。
「どうしよう…あうぅぅ〜」
数メートル先で何かを探している小学生くらいの女の子がいた。
どうしたのだろうか?
見たところ何かなくした様子だが。
いちおう声かけてみるか。
俺は女ののほうへ近寄り話しかける。
「どうかしたか?お嬢ちゃん」
「ふぇ?」
少女がこちらの声に気づき振り向き俺を見上げる。
純粋な黒髪のストレートヘアー、それと同じ色の瞳それと少し変わったゴスロリの格好をした少女だった。
……。
『―――ちゃん』
……ッ!?
なんだ今のは…。
この少女を見た途端、俺の脳裏になぜか知らないがノイズがかかった聞き覚えのない声が響いた。
「あ、あの…」
お、おっと今はこの少女の話を聞かなければいかなかったな。
「すまない…それでそんなに慌ててどうしたんだ?」
「じ、実はこの辺で財布を落としてしまって…」
財布を落としたのか…。
だから焦っているわけだな。
「なら、俺も一緒に探そう二人のほうが早く見つかるだろう」
「え…いいんですか?」
「別にかまわない。それに俺から慌てていたわけを聴いて手伝わないわけにも行かないしな」
「あ、ありがとうございます!!」
こうして俺は少女の財布探しを手伝うことにした。
『それにしてもあなたから直接厄介ごとに首を突っ込むなんてね。さっきはあれだけ『こりごりだ』って言ったのにね』
別にいいだろう。
それに俺自身が乗りかかった船だ手伝うさ。
そして数分後、俺は電柱付近を捜しているとそこに黒いものが落ちていることに気づいた。
「これか?」
俺はそれを拾い上げ確認する。
黒い小さい財布、そして少女が好みそうな刺繍が施されている。
俺は拾い上げた財布を少女に見せる。
「お前の財布はこれか?」
「ああぁ!!これです。これが私の探していた財布です!!」
俺は財布を少女に渡す。
少
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