第2章
戦闘校舎のフェニックス
第15話 生徒会と顔合わせします!
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ざいます、イッセーさま! このご恩は一生忘れません!」
「俺らもソッコー彼女作るからな! 今度トリプルデートでもしようぜ!」
二人は春が来たが如くテンションMAXで自分の席に戻って行った。
―○●○―
「うぅぅ・・・・・・痛いぃ・・・・・・」
「大丈夫ですか、イッセーさん!?」
放課後、部室でボコボコに腫れ上がったイッセーの顔をアーシアはせっせと回復の力を当てていた。
「・・・・・・自業自得でしょ」
「・・・・・・まったくです」
なぜイッセーがこのようになったかというと、元浜の言う紳士のVIP席とやらに行ったせいだ。
大層な名前を言っているが、その実態は女子更衣室のロッカーの中という、要するに覗きを行うための場所だったというわけだ。
で、そのとき更衣室を使用していたクラスっていうのが、一年、それも千秋のクラスだった。当然、塔城や燕もいる。つまり、イッセーは覗きがバレて塔城にボコボコにされたわけだ。
燕の言う通り自業自得であった。
「まったく。あなたはどうしてそう・・・・・・」
部長は呆れた様子で笑みを浮かべながら嘆息する。
「いやー、友人に誘われてつい・・・・・・」
目を逸らしながら言うイッセーにアーシアがまくしたてる。
「イッセーさん! そんなに裸が見たいのなら・・・・・・・・・・・・わ、私が!」
「わああああ!? 違うんだ、アーシア! そういうんじゃなくて!」
顔を真っ赤にして自分の制服に手をかけるアーシアをイッセーは慌てて止める。
「そうだよ〜、イッセーくん。私に言ってくれたら、いつでも見せてあげるよ〜」
「えっ!?」
「昨夜、もう見せてるしね〜」
「「ええぇぇぇっ!?」」
鶫の爆弾発言に千秋とアーシアが悲鳴じみた叫びをあげる。
「ま、まぁ、そうだね・・・・・・て、いて、いててててっ!?」
「もぉぉぉ! イッセーさぁぁぁん!」
イッセーが顔をデレデレさせていると、アーシアが涙目でイッセーの頬を引っぱりだした。
そのあと、アーシアはすっかりむくれてしまった。
イッセーが鶫とアーシアで応対が違うのは、別にイッセーがアーシアに異性としての魅力を感じていないというわけじゃない。
イッセーの中では、アーシアは『守るべき存在』ていう意識が固められている。それは一度アーシアを守ることができず死なせてしまったことが起因だ。
だから、アーシアがそういうことをするのにはイッセー的には興味あるが、理性が働いてブレーキが掛かってしまうというわけだ。
むくれてるアーシアをイッセーがなだめてると、部長が手をパンパンと鳴らす。
「はいはい、痴話喧嘩はそんへんにして。イッセー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ