第四十話 神戸に帰ってその十九
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どうしてもそうしたことには苦手意識というか怖さというかそうした感情がって動けないです、だから妹達に言うことも変わりません、
それで何かこれ以上お話してもと思いましたので二人に言いました。
「もう今日は遅いから」
「明日ってこと?」
「またお話ってことね」
「そう、お話したいならするから」
お話しても堂々巡りと思いつつです。
「後でね」
「うん、わかったわ」
「じゃあまた明日ね」
「私はもう少し勉強するから」
受験勉強は忘れません、合格の為に。
「二人は寝てね」
「うん、まあ私もね」
上の妹が言うにはです。
「頑張らないとね」
「あんたもね」
「うん、考えないといけないし」
自分の受験のことをというのです。
「勉強していくわね」
「そうしなさいね、やっぱり勉強しないと」
このことは変わらないと思います、どのお家でもです。
「その方がいいから」
「そうなのよね、行ける学校も増えるし」
「天理高校もそれなりの偏差値必要だし」
上の妹だけでなく下の妹も言いました。
「やっぱりね」
「成績いいに越したことはないわね」
「そうよ、私だって勉強してるから」
それで小学校の時からそれなりの成績を保っているつもりです、天理高校に入学する為にもでしたし入学してからは大学入試の為にです。
「頑張ってね、二人共」
「ええ、本当にね」
「そうしていくわね」
「そうしてね、とにかく二学期には」
もうすぐです、夏休みから考えて。
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