暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十五話 アルトの秘密
[8/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
。
「いって〜!だから誤解…」
「まだ言うか!」
バキッ!
3回殴られて、オレは後ろに倒れた。
なんでこうなった?
オレはズキズキと痛む顔面を押さえる。
こんなにいいパンチを喰らったのは久しぶりだぜ…
なんて考えてたら、
「ヴァイスさん、やるわね!」「見直したわ!」「やだ…カッコイイ!」
……なんで陸曹に賛辞の声がかけられてるんだ?
そこにダメ押しで、
「フッ、後輩を、ましてや女の子を泣かすヤツは俺が許さねぇぜ!」
キラン!
と歯でも光らせそうなセリフを臆面もなく言ってやがる陸曹。
そんなわざとらしい言葉に、キャーッと黄色い声援を送る整備スタッフ。
プチン
あー、そうね、そうだった。何やってんだか、オレは…
「そうだよなぁ…こういうの久々だったから、対応間違えちまったよ」
そーだ、そーだった。まったく、099部隊出てからこういうの無かったからな。らしくねぇぜ。
ユックリと立ち上がったオレは、キメ顔の陸曹と対峙した。
「いやね、らしくねぇって言うかさ。そもそも最初の一発で目ぇ覚まさせるべきだったよなぁ」
オレはノンビリとした口調で言った。
「あ?何言って…」
「元はと言えば、お前が原因だろうが!」
なーんも考え無しに、オレは陸曹をブン殴った!
outside
バキィッ!!
アスカの右拳がヴァイスの顔をとらえる!
「ぐわっ!」「ぐっ!?」
苦悶の声が二つあがる。
一つは殴られたヴァイスの物。ヴァイスは大きく仰け反った。
もう一つはアスカの物だった。右手を押さえて前屈みになる。
「くそっ!まだ右は使えねぇか」
ヴァイスを殴った瞬間、脳天に突き抜けるような鋭い痛みが駆け抜けたのだ。
「この、逆ギレかよ!」
バキッ!
ヴァイスが殴りかかる。それを避けずに顔面で受け止めるアスカ。
「
正
(
まさ
)
ギレだよ!」
バキッ!
アスカは左拳で殴り返す。
なるべくして、殴り合いは始まった。
反撃してきたアスカに、整備スタッフ女子の容赦ないブーイングが飛ぶ。
「ひどいわね!」「本当に開き直ったわよ!」「ヴァイスさんにやられちゃえ!」
と、さっきまでのアスカなら結構凹んだだろうが、今はブチキレた覚醒アスカだ。遠慮は無い。
ギラリと鋭い視線で整備スタッフを睨み回す。
その眼光に萎縮する整備スタッフ。
「事情を知らねぇ外野は黙ってろ!」
さらに一喝、怒鳴りつけると整備スタッフはシーンとしてしまった。
アスカは、どちらかと言えば温厚なイメージがそれまであった。
だが、これで完全に
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ