暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十五話 アルトの秘密
[7/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
だろ!
ヤバイ!オレ、子供にしか通用しない手しかねぇ!
ほ、他に行動オプションは…………何もねぇ!
と慌てていたら、第三者の声がオレの耳に届いてきた。
「……何やってんの?」
いつの間にか、講習会とやらに行っていた整備スタッフ(全員女性)がオレとアルトさんをグルリと取り囲んでいた。
「あぁ、ちょうど良いところに……」
ああ!同じ女性なら上手く宥めてくれる!と思ったんだけど様子がおかしい。
なんか、オレに向けられる視線が異常に冷たいと言うか。
あれ?どういう事だ?
ちょっと状況整理。
目の前で泣いているアルトさん。その前にいるオレ。
………いじめる?いじめないよぉ!っておい!
「いや、違いますよ!?オレが泣かした訳じゃ……あるけど、みなさん、何か勘違いしてますから!」
その冷たい通り越して痛い視線から考えるに、オレがアルトさんをイジメて泣かしたと思われているんだろう。
泣かしたのは間違いない…と思うけど、そういうのじゃないからね!
そうだ!こうなったらアルトさんに証明してもらおう!
「ア、アルトさんも何か言ってください!」
そう言って近づこうとしたが、アルトさんがスッと遠のいた。
「アルトに近づかないで」
整備スタッフの一人が泣いているアルトさんをその場から連れ去った。
よく考えたら、まだ泣いているアルトさんに証明させるなんて、ちょっと図々しかったな。
ってそうじゃない。
「だから、違いますって!」
依然取り囲まれたままのオレ。あっれー、もうちょっと言い訳うまかった筈だったんだけど…
まだ全然落ち着いていないオレの耳に、周りのヒソヒソ声が聞こえる。
「女の子泣かすなんてサイテー」「ひどい奴」「なのはさんに言いつけた方がよくない?」
なんだ、この小学校の学級会状態は!
「だから誤解ですって!アルトさんが落ち着けば説明してくれますから!何なら隊長に言ったっていいですよ?」
そう、オレに落ち度は無い……よね?少なくとも非難される事はしてない!……筈!
そうしたら今度は…
「開き直ったわよ…」「男らしくないわね…」「ホント、サイテー」
どうしろってんだ!
ヤベ…結構マジで涙出そう…と凹んでいるオレに……
バキィッ!
「どわっ!」
いきなり顔面を分殴られた!痛ってー!
完全に不意をつかれたオレの胸ぐらを掴んでくる奴がいる。
「てめぇ!アルトに何しやがった!」
掴んできた奴は、ヴァイス陸曹だった。見るからに怒り心頭って感じだ。
「り、陸曹?いや、オレは…」
「言い訳してんじゃねぇ!」
バキッ!
またブン殴られてのけぞる
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ