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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十五話 アルトの秘密
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ていう訳なんだよ〜。ヒドイと思わない?」

「そりゃヴァイス陸曹が悪いですよー」

と何やらヴァイスの噂話。

「そう思うでしょ!だからボク言ってやったんだ!」

「ん?」

アルトから出た言葉に、アスカは少し引っかかった。

とりあえずそれは無視し、そこからまた雑談が進む。

「……なんだよねぇ。アスカはどう?」

「オレ、甘い物は苦手なんですよ。でも、エリオとキャロにはそういうの食べさせたくて。どこかに良い店、知りませんか?」

「じゃあさ、今度エリオとキャロを連れてみんなで出かけようよ!ボクオススメのケーキ屋さんがあるから」

「んん?」

また引っかかる。

さらに雑談は進む。

「……で、ボク思うんだけど…」

「あ、あの、アルトさん?」

流石にたまらなくなったのか、アスカがアルトを止める。

「なに?どうしたの?」

キョトンとした顔になるアルト。自覚は無いようだった。

「さっきから、アルトさんの一人称が、チョイチョイ”ボク”になってるんですけど……」

………………………………

しばしの沈黙。

「な、なな、何言ってるのかな?私、そんな事言ってないよ?」

明らかに動揺しているアルト。目が思いっきり泳いでいる。

「えぇ……でも……」

「言ってないよ!そんな事、ボクが言う訳……あっ!」

「………」

ポロリと口を滑らすアルト。それを、どうしたものかと困り顔で見ているアスカ。

微妙な空気が流れる。

「い、いや、こ、これは……」

慌てふためくアルト。アワアワと、どうしていいのか分からなくなっているようだ。

「ま、まあ、アルトさんがボクッ娘でも可愛いですよ!大丈夫です!」

訳の分からないフォローを入れるしかないアスカ。

「ち、ちがうんだよ、アスカ!」

ブンブンと激しく首を振ってアルトは否定する。が、次のアスカの一言で大きく爆裂する事になる。

「でもそれって、アルトさんが7歳くらいの時まで、自分が男の子だったと思いこんでいた影響ですか?」

「きゃあぁぁぁぁあぁぁ!なんで知ってるの!」

いきなり飛び出した自分の秘密に驚いたアルトは、アスカの肩を掴んでガクガク揺さぶった。

「ヴァ、ヴァイス陸曹からの情報です!」

アルトのガクガク攻撃に、アスカは慌てながら答える。

「うー……ヴァイス先輩め……」

恨めしげに唸るアルト。そんな彼女に、アスカは更なる追撃をかける。無自覚に。

「他にも、7歳の時に学校のトイレで……」

「ぎゃあぁっぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!」

バシィッ!!!

勢いよくアスカの口を塞ぐアルト。ビンタに近い勢
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