暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1760話
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い。
 ここが漫画、小説、アニメ、ゲーム……そのどの世界の話なのかは分からないが、それでも何らかの世界である以上、徐々に仲間が集まってくるのはパターンと言ってもいい。
 ゆかりが主人公で、他の者達が仲間として集まってくるのか、それとも他に主人公がいて、ゆかりがそちらの仲間になるのかは分からないが、それでも人が集まる流れは間違いないと思う。
 ともあれ、将来的にそうなるだろうと予想は出来ても、W世界の時のように原作知識がある訳ではない以上、どう転ぶかは分からない。
 ……俺に原作知識がないというのは、痛いよな。
 果たして、元々俺はこの世界の事を何も知らなかったのか、それとも以前幾つかのガンダム世界の原作知識以外を忘れてしまった時に、この世界の内容も忘れさせられたのか。
 色々思うところはあれど、今更それを考えてもどうしようもない。
 ともあれ、今俺がやるべき事はゆかりの信頼を得て、しっかりと味方につける事だ。
 こうして話してみた感じ、ゆかりは一定の距離までは近づけても、それ以上は近づけさせないといった印象を受ける。
 そんな人物だけに、余計にここで嘘を言うのは色々と不味い。
 やはりここで正直に打ち明けておいた方がいいだろう。
 それをゆかりが信じないのであれば、それはそれでいい。
 だが、あの妙な現象を体験し、俺が魔法を使ったり宝具を使ったりといったところを見ているのだから、信じない訳はないと思う。

「アクセル? どうしたのよ?」
「ああ、そうだな。こう言って信じるのかどうかは分からないが……俺は、この世界の人間じゃない。いわゆる、異世界や平行世界。そんな場所からやってきた人間だ。俺がさっき言った迷子ってのも、本当の意味の迷子じゃなくて、自分の世界に戻る方法が分からないって意味での迷子なんだよ」

 そう、告げるのだった。
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