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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
83エルフの森
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「ヤダーーーーっ!」
 一度も社会に出たことが無いクソヒキニートは、自分の生活環境が一ミリでも変更されるのを拒否した。
「では天使様、まだ生きていたい娘だけ森から連れ出して頂いて、残りは全員滅ぼしてやって下さい。もう皆、生きるのに飽きてしまい疲れました。三百年も生きたのは死なせてやると喜ばれます」
「うむ」
 園芸の趣味がなければ、とっくの昔に生きるのに飽きていた天使も、その言葉は十分理解できた。

 逃げ出した族長の娘を追いかけてみると、その部屋は腐っていた。
 汚部屋であるのと同時に、木版印刷で領布されている「ホモ同類誌」が積み重ねられ、メスの精液の匂いと生活臭、便壺から糞便の匂いもして、片付けられないADHDも発症、アスペ独特の一度たりとも洗濯したことも干した事もない寝具、ゴキブリでさえ菌類や別の虫の猛威に死に果てる、凄まじい汚部屋が展開していた。
「素晴らしい」
 それを見た一同の中で、カズマだけがガチヒキコモリニートの王国(女版)を見て感動の涙を流した。
 手が届く範囲に全てがあり、その空間だけが世界。日常の使用品がグッチャグチャになって置かれている、嘗て自分が失ってしまった楽園(エデン)
 菓子類とか食べかけの果物とか食料品も手が届く場所、飲み物も手が届く場所、ボトラーと思われる容器までが転がり、中身はタップンタップンの便壺の中で乾燥しかけて凄い匂いがして、この部屋で住んですら、自殺スイッチや皆殺しスイッチが入らないで感染すらしない胆力?
 それはアスペヒキコモリクズニート自閉症スペクトラムにだけ許された特殊機能で、頭にシラミ湧かせながら体も虫にも刺されまくり、その苦行の中でも頭や体ボリボリ掻いて寝ていられる、全ての生命活動をオフにし切った者だけが持ち得る楽園で王国であった。
「俺と結婚しよう」
「エ?」
 この惨状を見て尚、感動して運命の相手を見つけたと思いこんで、エルフの娘に結婚を申し込めるクズマ。
 このヒキコモリの王国で楽園の中で過ごし、怠惰の究極を極めようとしていた。
「ひぎゃああっ、虫がっ虫があああっ!」
 足が百本ぐらいある何の虫かもよく分からない、よく本の下とかで湧いてグねってるのが、温かい場所を求めてアクアの足を登って行き、女神にすら耐えられない悪所から泣き叫びながら出て行った。
「天使ちゃんにも、こんな所は似合わないよ、ここはヒキコモリだけが生きていける場所なんだ、さあ、早く出てって」
「え? ええっ?」
 サッキュバスの巣より臭い、あちらはメス汁と腐り果てたババア臭と、回収して来たオス汁が腐ったような性愛の匂いがしたが、ここには「永遠(ヒキコモリ)」があって、あの懐かしいボトラーと腐った食べ物と長い間洗っていない体の匂いがした。

 部屋に残ったのは、カズマとヒキコモリのエ
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