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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
83エルフの森
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そう言われると男のエルフは何故か笑顔を返した。
「ああ、そうですか、やっとこの世の終わりですか。みんな待ってたんですよ、今日終わりなのか明日終わりなのか、早く終わってくれって」
開放される喜びからなのか、族長はため息を付いて、疲れ切っていた肩を揉んだ。
「「「ハァ?」」」
また人間の価値観から大きく離れている人物と会話して驚く一同。
エルフは「生きるのがめんどくさい」ので、一日でも早くこの世が終わるのを待っていた。百年以上生きるとこうなってしまうらしい。
「若い娘でしたら、家にも一人いますけど、これがどうしようも無い奴で、食事以外には部屋から出てきません。最近は他の家でもそうみたいで、外で子供以外の若い娘とか見たことがありませんよ」
「「「はあ…」」」
別にエルフ狩りが行われるので娘達が隠れている訳でもなく、便所もボトラーか便壺にして、そのまま窓から捨てて森の肥やしにするか、親が処分しないと放置の超ヒキコモリニートで、扁桃体サイズが小さすぎて、外に出るのや他人と会う自体が恐怖になって、精霊情報か何かで滅亡が近いのも察知して村中完全ヒキコモリ生活らしい。
「よかったら連れて行ってやって下さい、本人はまだ若いので生きていたいようで、食べて飲むだけはするんですが、それ以外は… 300年前に生まれた姉はベル?ナントカ王国が買っていってくれて嫁入したんですが、あれもどうしようもない娘で」
ベルゼルグ王家に嫁入りした姉がいたらしいが、ソッチも超ヒキコモリ、人間の世界に出ると食料と水が自動的に出て来て、王家なので一日中怠惰な生活ができると思って大喜びで追い出されて出ていったが、公務とやらで引っ張り回されて、知らない人物と会うのが恐怖で逃げ回って逆雅子様になってしまったアイリスの祖先。その妹がいた。
「エ? 何、人間?天使?いやっ、怖いっ」
妹が騒ぎを聞いたのか、水でも飲みに出てきたが、さぞやデッブデブの八段腹のデブス娘かと思いきや、エルフなのでガリガリに痩せた超美形だった。
極力生命活動を抑える為に、水分や食事量さえ制限して、便所に行く回数まで減らす、年寄りのような生活をしていた。
(うわ〜〜、すごい美形)
目を細めて金糸のような流れる髪を見たが、女の目から見ると入浴もしない、着替えもしないのでシラミ湧いてるクッサイメスでしかない。
カズマの目にだけは、ガウリールドロップかデレマスの杏ちゃんが、お話に出てくる妖精でエルフに見えた。
例の「働いたら負け」Tシャツ着てたら、だいたい本人ぐらいの中学生体型の合法ロリババア。ダクネス年齢ぐらいか少しお姉さんらしい。
「どうもこちらの天使さんによると、やっとこの世が終わるらしい。私達もお前を育てるのには疲れたから、この人に引き取って貰って、姉さんみたいに飼ってもらいなさい」
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