戦闘校舎のフェニックス
棟夜VSフェニックス眷属
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のはゴメンだね!」
高速で飛来し殴りかかってくるライザーを飛び越え弓と黒鍵を投影し、弦を限界まで引き絞り、放つ。黒鍵は尋常じゃない速さで飛んでいきライザーに突き刺さるが、次の瞬間黒鍵が跡形もなく溶けた。
チッ、効果なしか。一応魔力で強化してたんだけどなぁ。
「そんな玩具で俺を倒せると思っているのか!?」
「さぁな!!」
次々と黒鍵、他にも剣や刀、槍を投影し放っていくがことごとく壊され距離を詰められる。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄―ッ! 貴様の攻撃が通用しないと解らんのかー!!」
クソ! 殴りかかってきたのを咄嗟に干将・莫耶で受け止めたが。
「グッ! ガハッ!!」
ゴン! と頭突きを食らい、続けざま殴られた。倒れこむ直前で地面に手をつき体制を整え両足で着地する。
・・・ッ。口ん中切ったな。鉄の味がする。
「どうした? 貴様の力はその程度じゃないだろう?」
不敵笑みを浮かべるライザー。ムカつく笑み浮かべやがって。
斬りかかろうとするまえに、俺は聞きたいことがあった。
「少し聞きたい。何故そこまでリアスと結婚したがる?」
「ふん! 下賤な人間に教えるのは癪だが、特別に教えてやろう。俺とリアスは先の大戦で生き残った数少ない純血悪魔だ。純血悪魔の血を絶やさないために、この婚約は悪魔の未来がかかっている重要なことだ」
悪魔の未来ねぇ・・・。
「でも数少ない純血悪魔でも、他にいるんだろう? 純血悪魔。リアスじゃなくそいつ等と結婚すりゃよくねぇか? 純血を絶やさないならそれでいいじゃんよ。リアスに拘る理由はなんだ?」
他と言ったらソーナ位だな・・・絶対に断ると思うけど。
「分っていないな人間。リアスは『グレモリー』家だからだよ」
・・・なるほど。
「ああ。漸く理解したわ・・・テメェが正真正銘の最低クズ野郎だってな!!」
−ゴシャッ!!−
「グアァッ!?」
俺の拳が頬にめり込み、吹き飛んで倒れこむ。
「き、貴様!」
ライザーが殺気をだして睨んでくるが、そんなことはどうでもよかった。
「リアスが嫌がるのが理解できるぜ。悪魔社会の中じゃ誰もがグレモリー家のリアスと見るのは当たり前だ。だがな、リアスにとっちゃそれはアイツ個人を殺してるんだよ。個人のリアスじゃなく、グレモリーのリアスとして見られるのがな」
一呼吸置いて、俺は続けて話す。
「アイツさ。夢があるんだよ。グレモリーを抜きにしたリアス自身を愛してほしいんだとよ。小さな夢とリアスは言ってが、夢に大きい小さいはないんだ。大切なのはそれを持ち続けることさ・・・まぁ、夢なんざ持ち合わせていないようなテメェには分らんだろうけどさ」
「ええい、黙れ黙れ黙れ! くだらん事を喋りや
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