暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D/EXTELLA
戦闘校舎のフェニックス
棟夜VSフェニックス眷属
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詠唱し終えると、すでにそこは学校の運動場ではなく、数え切れないほどの剣が突き刺さった荒野。空には巨大な歯車がひしめいている場所だった。

 「な、何ですの、ここは?」

 「さっきまでいた場所とは違う」
急な変化に動揺を隠せない眷属たち。ユーベルーナさえ驚愕している。

 「神髄を見せよう」
右手にシーリスと同じ大剣を投影し横なぎに一閃、木場の光喰剣と炎凍剣を両手に持ち連続で斬りつけ、大きく飛び上がりゲイ・ボルクを投げつける。

 「全部持って行け!!」
最後に腕を振りかぶると、地面に突き刺さった剣が浮遊し空を覆うほどになり、腕を眷属に向けると、遥か上空から無数の剣が豪雨のように降り注ぎ大爆発を引き起こす。




世界が元に戻ると、地べたには眷属が全員傷だらけで倒れている。

 『ライザー・フェニックス様の女王一名、騎士二名、戦車二名、兵士八名、僧侶一名、リタイア』
グレイフィアさんのアナウンス直後、体が光に包まれて消えていく。まずますかな・・・一名を除いて。

 「ハァ、ハァ、ハァ。あ・・・あなた。本当に人間ですの?」
すでに満身創痍といっても過言じゃないほどボロボロのレイヴェルだったが、徐々に傷が消えていったが、顔に疲労が出ている。

 「至って普通の人間だが?」
特典さえ除きゃな♪

 「冗談を言わないでくださる!? お兄様の眷属は皆かなりの実力者!! リアス様の眷属でさえギリギリの戦いだったのにも関わらず、あなたは疲れるどころか・・・余裕を持って戦っていたではありませんか!!」

 「まぁね。少なくとも今のお前に答える義理はないさ。それじゃ、俺は先を急ぐのでさいなら」
背を向け手を振り校舎へ向かおうとしたが・・・その必要はなかった。何せ。

 「レイヴェル!!」

 「お、お兄様!?」
敵大将が直接、来てくださったのだから。




一誠side
試合前に挨拶を済ませた俺たちは観客席に移動した。観客席の中央には、何かの魔法陣を介して中継を映しているスクリーンに似たものがある。悪魔って異空間も作れちゃうしすげぇな。
俺たち以外にも貴族悪魔たちが座っているが・・・正直胸糞が悪い。

 「人間がライザー様に勝負を挑み、なお魔王様に要求をするなど・・・なんと愚かしい」

 「まったくですな。そもそもなぜ人間がリアス様のために戦うのか見当がつかん。よほど欲深い人間に違いありませんな」

 「やはり人間は愚かな生き物ですな」

 「「「「ハハハハハ」」」」」
ッ、好き放題言う貴族悪魔。棟夜の実力を知らないくせしてペラペラ話しやがって!
俺は痛いほど拳を握りしめた。そうしないと殴りそうだからだ。

 「部長」
木場の言う通り、ドレス姿の部長
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