ペルソナ3
1759話
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に2-Aに所属していただろう外見。
それだけに、てっきり男慣れはしてるのかと思っていたのだが……
「ばっ、馬鹿じゃない!? 何で私が男慣れしてると思ったのよ! てか、馬鹿じゃない!?」
何故2回言った。
そんな風に思いながら、女に向かって頭を下げる。
「悪いな、まさかそんなに男慣れしていない女だとは思わなかった。外見も……まぁ、整っているしな」
「……ふーん。そうなんだ」
何故か、その言葉に女の俺を見る目が胡散臭そうなものに変わる。
もしかして、俺もさっきの男達の同類と思われたのか?
恋人が10人を超えている身としては、女好きと言われても既に否定出来る要素はないんだが……それでも、出来ればこれから協力関係を築こうとしている相手だけに、そんな風に思われたくはない。
「とにかく、何を話すにしても、ここでって訳にはいかないだろ。どこかゆっくり出来る場所を知らないか?」
「……そう言われても、この時間よ? それこそファミレスとかくらいしか」
その言葉に、あの奇妙な空間が展開する直前にいたファミレスを思い出すが……すぐに首を横に振る。
「人が近くにいる前で、あの妙な空間の話をするのは避けたい。下手に人に聞かれれば、それこそ変人扱いされる可能性があるしな」
「……そう、ね」
女も俺の言葉に少し考え、やがて不承不承といった様子で口を開く。
「分かったわよ。しょうがないから私の部屋で話しましょ。……ただし! 言っておくけど、妙な真似をしたら絶対に許さないからね!」
女は念を押すように、そう告げる。
俺が出来るのは、その言葉にただ頷く事だけだった。
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