496部分:第四十話 曹操、華陀に会うのことその一
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こでだった。曹操はこの場ではじめてにこやかに笑った。そのうえでの言葉だった。
「徐晃」
「はい」
「真名を聞きたいわ」
彼女にこう言うのだった。
「何ていうのかしら」
「歌です」
徐晃はあらためて曹操の前に控えて名乗った。
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