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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第631話】
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の国もテロリストに屈服する羽目になるだろう。


「……あまり余計な事を考えない方がいい。 我々もむやみやたらに力を持とうとする者は好ましくないのでね……。 必要であれば君を殺すことも可能なのだよ、我々には」

「……!?」


 ゴールデン・ドーンのコアが周囲にコア反応を検知した、完全不可視の二機――スレート、シャルトルーズの二人だった。


「……ともあれ、余計な事はしないことだ。 我々の傘下にある亡国機業が何かすれば我々も君達の壊滅を検討にいれなければならないのでね」

「わかったわ、ウィステリア様」


 悔しそうにそう告げてスコールは去っていく、ウィステリアは後を追うことはしなかった。


「ウィステリア様、宜しかったのですか? あの場で始末すれば後顧の憂いも無くなると僕は思うのですが?」


 不可視状態のまま告げるスレート、身に纏うISヴァリアントは完全なステルス機能で周囲に気付かせる者はいなかった。

 シャルトルーズも不可視だが、少し目を凝らせば其処に違和感を感じるレベルでは視認が可能だった。


「確かにな。 ……だがやはり街中での戦闘は避けたいのだよ、私は」

「無論そうです。 我々は裏社会の人間、テロも行いますが一般人を被害に巻き込みたくないですからね」


 要人を暗殺もすれば軍基地を秘密理に襲撃するイルミナーティ、世界各地の過剰戦力を抑止するその動きは未来を見据えた動きだ、スレート自身それが世界の為になると盲目的にそう感じている。


「ともあれ、スレート――修学旅行中のIS学園に注視をしておいてくれ」

「わかりました、ウィステリア様」


 告げられた命令を不服にも感じないスレート、彼はウィステリアの為なら命すら投げ出す程忠誠を誓っている。

 スレートの反応が消えたのを確認したウィステリアはシャルトルーズに告げた。


「シャルトルーズ、君は少し休むといい。 連日私の付き添いで大変だろう」

「そうだよ、君の秘書役にされてから大変だったんだからね?」


 言ってから姿を現すシャルトルーズ、何もない空間から人が現れるというのは皆が驚くのだが今はウィステリアとシャルトルーズの二人だけだった、予めこの通りを人払いした結果とも云える。

 それが合図になったのか疎らながらも人が行き交い始めた。


「すまないね、一応役職に着かせなければならないのでね」

「まあいいけど……。 せっかくだし、久々にレゾナンス、楽しんでくるね? ウィステリアはどうするの?」

「私は地下で君を待つとしよう、明日また京都に発たねばならないしね」

「了解、じゃあ楽しんでくるね?」


 そう言ってシャルトルーズはレゾナンスへと
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