ペルソナ3
1758話
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々って……そもそも、君は何者なの? 何でこんな風に空を飛んだりとか、そんな真似が出来るの?」
「何でと言われても……そうだな、ぶっちゃけ魔法使いだから?」
普段であれば新しい世界で魔法を使えるというのは誤魔化すのだが、今回に限っては最初から思い切り巻き込まれている。
おまけに、敵はどうやら生身で戦う……いわゆる、PTやMSといった人型機動兵器の類を使うような存在ではないのは間違いない。
あのスライムもどきが乗っている人型機動兵器とか、見てみたい気はするけど。
ああ、意外とメギロートとかなら、それなりに合うかも?
もしくはバッタとか。
「魔法使い……ね。普通ならとても信じられるような話じゃないんだけど」
「だろうな」
黒い棺になった人に、スライムもどき、そして空を飛んだり、どこからともなく見て分かる程の槍を取り出した俺。
それを見て、ここがファンタジーの世界ではないと言われても、ちょっと信じられないだろう。
目の前に、証拠がこれでもかと言わん程に存在しているのだから。
そう考え、ふと納得する。
恐らくこの世界は、ネギま世界のように魔法の類が秘匿されてるのだろうと。
そもそもの話、あんなスライムもどきが存在している以上、それに対抗する為の存在が皆無というのは考えにくい。
だとすれば、ネギま世界やFate世界のように秘匿されていると考えるのが正しい。
となると、どうにかしてそっちの存在に関わる必要があるか。
いや、別に無理にそっちに関わらなくてもいいのだが、W世界に続いてこの世界でもゲートが起動しない以上、どうにかしてホワイトスターと連絡を取る必要がある。
その方法として可能性が高いのは、やはりそんな未知の能力を持っている存在と接触する事だろう。
Fate世界でも、凛が魔術で……いや、魔法でW世界にやってきたんだから、そう考えれば可能性は皆無という訳じゃない……と思いたい。
可能性は低いが、それでも絶対ではない。
……まぁ、W世界の時と同じように、レモンがこっちを見つけてくれるのを待った方が手っ取り早いと思うが。
W世界という前例がある以上、レモンが俺を見つけるのに掛かる時間はそう多くない筈だ。……もっとも、ゲートで繋がっていない状況ではホワイトスターとこの世界に時差が出る。
事実、俺がW世界で活動していたのは半年以上にもなるが、ホワイトスターの方では1ヶ月半程度だったらしいし。
「それで、魔法使いとしては、この現象をどう思ってるの?」
女の声で、我に返る。
一応周囲の様子を警戒して握っていたゲイ・ボルクを空間倉庫に収納しながら、女に手を伸ばす。
「どうって言われてもな。……難しいところだ」
PTとかMSのような兵器がある世界であれば、
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