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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
5.材木座義輝はあまり出番がない。このタイトル詐欺!
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余は汝との契約の下、朕の願いを叶えんがためこの場に馳せ参じた。それは実に崇高なる気高き欲望にしてただ一つの希望だ」
雪ノ下から顔を背けて、材木座が俺を見る。
こいつ、雪ノ下に話しかけられると必ず俺を見やがるな。あと、余だの朕だの一人称変わりすぎだろ。現国なら零点だぞ。
「話しているのは私なのだけれど。人が話しているときはその人のほう向きなさい」
冷たい声音でそう言って雪ノ下が材木座の襟首を掴んで無理矢理顔を正面に向けさせた。カツアゲにしか見えないのは俺だけではあるまい。
「‥‥。モ、モハ、モハハハハ。これはしたり」
「その喋り方もやめて」
「‥‥‥」
雪ノ下に冷たくあしらわられると、材木座は黙って下を向いてしまった。おや?材木座の様子が、
「とにかく、その病気を治すってことでいいのよね?」
「あ、別に病気じゃない、ですけど」
おめでとう!材木座が厨二病を卒業したよ!
冗談はここまでにして置いて。
(ほんとですよ)
すんません。
これ以上は見てられないのでとりあえず雪ノ下と材木座を引き離そうと一歩進むと足元でかさりと何かが音を立てた。
「これって」
それは部室の中で舞っていた紙吹雪の正体だった。
「ふむ、言わずとも通じるとはさすがだな。伊達にあの地獄の時間を共に過ごしていない、ということか」
関係あるか?それ?
「それ何?」
由比ヶ浜は、感慨深げに呟く材木座を完全に無視しながら言う。
「小説の原稿、ですね」
「ご賢察痛み入る。如何にもそれはライトノベルの原稿だ。とある新人賞に応募しようと思っているが、友達がいないので感想が聞けぬ。読んでくれ」
「何か今とても悲しいことをさらりと言われた気がするわ」
その後、材木座は「また明日、ここに参上せざる。」と叫びながら帰っていった。
その後奉仕部は解散、各自家で小説を読むことになった。
次の日の放課後。
「さて、では感想を聞かせてもらうとするか」
放課後、材木座が部室に来て感想を求めてくる。トップバッターは雪ノ下。
「ごめんなさい。私にはこういうのがよくわからないのだけど」
「構わぬ。凡俗の意見も聞きたいところだったのでな。好きに言ってくれたまへ」
そう、と短く返事をすると、雪ノ下は小さく息を吸って意を決した。うわっ、いやな予感しかしねー。
「つまらなかった。読むのが苦痛ですらあったわ。想像を絶するつまらなさ」
「げふぅっ!」
その後、雪ノ下は材木座をボロクソにしましたマル。
「びゃあっ!」
材木座が四肢を投げ出して悲鳴を上げた。肩がピクンと痙攣している。
目なんか天井むいたまんま白目になってるし。
「そ、その辺でいいんじゃないか。あんまり一気に言ってもあれだし」
「まだまだ言
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