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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
5.材木座義輝はあまり出番がない。このタイトル詐欺!
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鬱陶しいやつだ。で、
「何の用だ、材木座」
「むっ、我が魂に刻まれた名を口にしたか。いかにも我が剣豪将軍、材木座義輝だ」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い!自分のことを剣豪将軍とか、あ、助けて!渡○先生!あ!肋折れた!
「ねぇ、それ何なの?」
由比ヶ浜が不快感を露わにして俺を睨みつける。
俺を睨むんじゃない。オレハワルクナイ。
「こいつは材木座義輝。体育の時間、俺とペア組んでる奴だよ」
まあそれ以外にも色々あるが、由比ヶ浜に言えることではないな。
「なんでもいいのだけれど、あのお友達、あなたに用があるんじゃないの?」
やめろ、友達じゃねぇよ。
「ムハハハ、とんと失念しておった。時に八幡よ。奉仕部とはここでいいのか?」
材木座が俺の方を見ながら言う。何で俺を見るんだよ。総司もいるだろう、って全力で顔を逸らしてるぅ!知らぬ存せぬを決め込んでらっしゃるぅ!
「ええ、ここが奉仕部よ」
俺の代わりに雪ノ下がこたえる。すると、材木座は一瞬雪ノ下のほうを見てからまたすぐさま俺のほうに視線を戻す。
「そ、そうであったか。平塚教諭に助言頂いた通りならば八幡、お主は我の願いを叶える義務があるわけだな?幾百の時を超えてなお主従の関係にあるとは。これも八幡大菩薩の導きか」
「別に奉仕部はあなたのお願いを叶えるわけではないわ。ただそのお手伝いをするだけよ」
またもや、雪ノ下が俺の代わりにこたえる。そしてまた俺の方へ視線を戻した。こっちみんな。
「ふ、ふむ。八幡よ、では我に手を貸せ。ふふふ、思えば我とお主は対等な関係、かつてのように天下を再び握らんとしようではないか」
「主従の関係どこいったんだよ」
「ゴラムゴラムっ!我とお主の間でそのよな些末なことはどうでもよい。特別に許す」
由比ヶ浜は、「うわー」とガチで引いている。総司に至っては顔を逸らしながらプルプル震えてるぞ。笑いをこらえている。
「比企谷くん、ちょっと」
雪ノ下はそう言うと俺の袖を引き耳打ちしてくる。
「なんなの?あの剣豪将軍って。なったときの比企谷君みたいになってるわよ」
「あれは中二病だ。厨二病。あんなんと一緒にすんな」
まあ、原因はやっぱりヒステリアモードなんだろうなぁ。
「病気なの?」
由比ヶ浜も会話に入ってきた。
「別にマジな病気じゃない、厨二病って言うのは……」
あれから俺は厨二病について手短に説明してやった。
すると雪ノ下は理解したらしい。
説明を聞き終わった雪ノ下は材木座の眼前に立っていた。
由比ヶ浜は小さく 「ゆきのん逃げてっ!」 とか言ってるし。
さすがに可哀想でしょ?見ろ。由比ヶ浜の言葉で遂に総司が吹いたぞ。
「だいたいわかったわ。あなたの依頼はその心の病気を治すってことでいいのかしら?」
「八幡よ。
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