第26話
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いでしょうか?」
「ええ、勿論いいわよ。それでどんな提案かしら、セシリアお姉さん?」
「彼らは”特務部隊”の指揮下に入るか入らないかの判断に迷っているようですから、”判断材料”として特務部隊の指揮下に入る際に発生するメリットとデメリット、そして指揮下に入らなかった際のメリットとデメリットをそれぞれ説明して差し上げればどうでしょうか?」
「あら、それはとってもいい案ね♪―――それじゃ、セシリアお姉さんが言ったように、Z組のみんなが特務部隊の指揮下に入った時と入らなかった時のメリットとデメリットを今から説明してもいいかしら?セシリアお姉さんが言っていたように、それぞれのメリットとデメリットがわかっていたら、今後どうするかの判断がしやすいでしょう?」
「それは…………みんな、レン皇女殿下のご厚意を受けて、それぞれのメリットとデメリットを説明してもらってもいい?」
「―――はいっ!」
セシリアの意見を取り入れたレンの問いかけに対してトワは複雑そうな表情で答えを濁した後すぐに決意の表情になってアリサ達に確認し、アリサ達は少しの間考え込んだがすぐにそれぞれの顔を見合わせて頷いて返事をした。
「うふふ、それじゃ先に特務部隊の指揮下に入らなかった場合のメリットとデメリットを答えてあげるわ。まず特務部隊の指揮下に入らなかった場合のメリットは今後の行動はZ組のみんなの”自由”ね。」
「”自由”………」
「つまり、今まで通り僕達の意志でどう動くを考えて、行動できるって事ですよね?」
レンの説明を聞いたガイウスは呆け、エリオットは明るい表情でレンに訊ねた。
「ええ。―――まあ、水を差すつもりじゃないけど、”学生”である貴方達が内戦の状況を何とかする為に今後どう動くかの方針はもう決まっているのかしら?」
「そ、それは………」
「……お恥ずかしながら、まだ何も決めておりません。」
「それ以前に”Z組”はまだ全員揃っていないですし……」
「そうよね……クロウはともかく、ユーシスが………」
レンの問いかけに答えられないマキアスは複雑そうな表情で答えを濁し、ラウラは重々しい様子を纏って答え、辛そうな表情をしているエマの言葉に頷いたアリサは不安そうな表情でレンを見つめた。
「!ユーシスで思い出したけど……メンフィルとエレボニアの戦争が”和解”―――つまり終結した以上メンフィルに軟禁されているユーシスは当然解放してくれるのでしょうね?」
「ユーシス君を……それは一体どういう事なのでしょうか?」
真剣な表情でレンに問いかけるサラの質問の意味がわからないジョルジュは不思議そうな表情で首を傾げ
「レグラムでユーシスの件について訊ねた時、”殲滅天使”のお姫さんはユーシスは『メ
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