第二話「永遠の”のぞみ”と”ひかり”」
車内の異常
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けど・・・幸いこっちに不審人物はいないようですね。」
のぞみ「不審人物?」
テツ「何人かいたんだ。多分、ブラッチャールドールじゃないかと・・・。」
ミナ「え?」
のぞみ「それじゃあ、ユーロの手先・・・。」
チェン「まだ、分かりません。デッキ部分も見回りさせてください。」
のぞみ「分かりました。」
先頭デッキから後方デッキまで一通り見てまわったが、結局1号車に不審人物は見当たらなかった。
確認後、チェンはJHR基地とポリスウィンに連絡を入れた。
チェン「・・・計10人が、ブラッチャールドールの可能性があります。」
PW「分かった名古屋で応援部隊を向かわせる。」
12時30分前。名古屋駅。
停車するのぞみを見ようと詰め掛ける人に混じる鉄警隊員たちがいた。
ドアが開き、何人かの客が降りてくる。
降りる客が降りきってから車内に入ろうとしたその時、二人の女性が顔を出した。チェンと門田さくらだ。
チェン「怪しげな集団は今皆降りてしまいましたよ。」
門田「私、追いかけてきます。」
門田と鉄警隊はホームを後にした。
のぞみ(スマホ回線にて会話)「ブラチャールドールだったとして、単なる見張りだったのか、それとも何かを仕掛け終わったということか・・・?私はこのまま運行を続けられるのか・・・。」
チェン「・・・大丈夫。何があってものぞみさんの仲間たちが助けてくれるはず。弱気にならないで。」
のぞみ「だと、いいですが・・・。」
テツ(同じくスマホ回線にて)「のぞみ、心配なら、連中がいた車両の辺りを探してみるよ。」
ミナ(同じく)「私も。」
のぞみ「ありがとう。」
12時32分。名古屋出発。その後は岐阜羽島、米原を通過し、京都に入る。
テツユキ、ミナヨ、チェンの三人は、車内に不審物がないか捜索していた。
チェン「怪しいとすると、まず考えられるのはゴミ箱。それにトイレですね。」
テツ「ミナヨ、俺が離れている間、1号車(=のぞみ)先頭のデッキに行った奴はいるか?」
ミナ「・・・いえ、いなかったわ。」
テツ「それじゃあ、この後ろのデッキからだ。」
ケータイ「のぞみ♪ひかり♪こだま〜♪」
ミナ「・・・チャクメロ変えたら?」
チェン「#・・・はい、チェンです(無視)。あ?ポリさん?」
PW「チェン、まずいぞ!君のにらんだ通り・・・。」
ビビビビ・・・うわああああああ!
チェン「もしもし!?」
PW「やつらはブラッチャールドールだった。職質かけようとしたら攻撃してきた!」
チェン「・・・どうすれば?」
PW「のぞみの車内を徹底的に捜索してくれ!大至急・・・
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