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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
意外な攻略法
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「イザベリーもやられたか。残すは私だけになってしまったようだな」

小さく息をついた後、ボソッと呟いた黄緑色の髪をした青年。彼の瞳に映るのは、ターゲットを守るために立つ三人の少女たち。

「シリル、シェリア、来るよ」
「わかってるよ」
「大丈夫!!任せて!!」

藍髪の少女が白髪の老人と翡翠色の長い髪をした女性を避難させつつ、前に立つ二人に警戒を促す。

「天空魔法を使う三人・・・いや、今使えるのは二人か」

三人の姿を見ながらそう呟いた青年は、チラリとこの場から立ち去ろうとする老人を視界に捉える。

「隙あり!!」

その目の動きをシェリアは見逃さなかった。自分たちから意識を外したホッパー目掛け、黒い風を纏わせた右腕を向ける。

「天神の北風(ボレアス)!!」

勢いよく放たれた神の風。それは瞬く間に敵である青年を・・・

ヒョイ

飲み込もうとしたが、軽やかなステップであっさりと回避されてしまった。

「え・・・」

自分たちが意識から離れていると思っていたはずなのに、まるで予想していたかのように交わされたことに目を白黒させるシェリア。だが、彼女は驚くことよりも先に、敵との距離が詰まっていることを気にするべきだった。

「ハァッ!!」
「キャッ!!」

黒風を軽く交わしたホッパーは、自ら近づいてきた少女に拳を振るう。技を交わされたことに驚愕していたシェリアは、反応が遅れその一撃を受けてしまった。

「シェリア!!」
「ウェンディ!!こっちはいいから!!」

友人がやられたことに動揺して足を止めようとした天空の巫女に待ったをかけるシリル。それを受けて自分がやらなければいけないことを思い出したウェンディは、敵に隙を見せないように部屋から出ていこうとする。

(ニヤッ)

「!!」

狙われている二人を撤退させつつ、自身も退避しようとしていたところ、突然目が合ったホッパーにギョッとする。

ダンッ

そして視線があったと思った直後、先程まで距離を取れていたはずのその人物が目の前にいたことにさらなる恐怖が掻き立てられた。

「フッ!!」

ただただ驚かされていた少女に、何も思考させる時間を与えず蹴りを放とうとする。

水竜の盾(ウォーターシールド)!!」

だが、ウェンディの前に水の盾が地面から現れ、彼の攻撃はカットされてしまった。

「ほぅ、いい反応だね」

感心したようにシリルの方へと振り返るホッパー。そこには倒れているシェリアを庇うように前に立つシリルの姿があった。

「お前の相手は俺だ」
「いい目をしている」

真剣そのものの目をしている少女?を見据え、一度ターゲットから完全に頭を切り替えるホッパー。互いを睨み、しばし膠
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