ガンダムW
1756話
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ともその辺にしておきなさい」
そう言うのは、俺との付き合いが一番長い……つまり、多人数でのそういう行為についても慣れているレモンだ。
……その慣れの為か、何だかんだでレモンの手により凛が啼いた声は一際激しかったのだが……その辺りは夜は夜、昼は昼と分けているので、特に気にしたりはしない。
「けど、私も凛の意見には少し賛成よ? 本当なら、もう今頃はガンダニュウム合金だったかしら? それの研究とか、エピオンの分析とか、そういうのを研究している筈だったのに」
それでも若干の不満はあるのか、レモンにしては珍しく少し拗ねた様子を見せる。
ちなみに空間倉庫の中に入っていたガンダニュウム合金やエピオンを始めとした、俺がこの世界で入手したMS、それ以外にも輸送機や潜水艦といった代物はもう全部渡してある。
未知の素材があると聞いて技術班が我慢出来る筈がなく、昨日ラピス達と一緒にやってきて、その場で俺に空間倉庫から出させるとホワイトスターまで持っていったのだ。
ともあれ、結局昨日はW世界で一泊したということもあり、これからのW世界について色々とノベンタ達と話し合うよりも前に一旦ホワイトスターに戻る事になっていた。
……どうせなら、最初からホワイトスターにある俺の家で夜を楽しめばよかったような気もするんだが、ノベンタからの気遣いを受けないわけにもいかないしな。
それに、この世界の高級ホテルというのも体験してみたかったし。
夜の大半をベッドルームですごしたが、それでも食事とかはかなりのものだった。
W世界でも最高峰のホテルと言われているだけはあるな。
特に夜景の見えるレストランでミナト、エリナ、凛、綾子の4人に時の指輪を渡したというのは、いい雰囲気だったんじゃないかと思う。
それもあって、夜が激しくなってしまったのは間違いのない事実だが。
「魔法球があるんだから、その辺りは十分余裕があるだろ?」
外の1時間が、中では48時間という魔法球。
普通に使えば急激に老けてしまう代物だが、時の指輪……またはシャドウミラーの面々が持っている受信機があれば、それこそこれ以上ない程に有効に時間を使えるマジックアイテムだ。
技術班の面々はそこに篭もってる事が多いんだよな。
外での1ヶ月半……もう俺の顔を忘れてる奴とかもいたりするんじゃないだろうな?
その辺り、技術班では普通に有り得るという風に思ってしまうのは、恐らく俺だけじゃない筈だ。
「それでも、なるべく早く研究してみたいと思うのは研究者として当然でしょう? ねぇ?」
レモンの視線が向けられたのは、マリュー。
そのマリューも、レモンの言葉には躊躇せずに頷きを返す。
「そうね。PS装甲や、T-LINKフレームにガンダニュウム合金を使えば
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