0096話『球磨の気持ちの整理』
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漂わせていないというけど最近の大本営はサプライズ発表をする事が多いから油断ならないと提督は言っていたクマ。
それでもう一度多摩にその件を聞いてみることにしたクマ。
「なぁ多摩。話は変わるけど今日にも改二が来ると思うかクマ?」
「いきなりの質問だにゃ。まぁ、だけどタイミング的には大規模作戦の前にやるとしたらもう今日くらいしかないからきっとなにかしらの発表は付き物だにゃ」
「そうクマよね。今日か明日にでもサラトガが改二になるとしたら大規模作戦では大々的に最終局面で活躍する未来を勝ち取ったようなものクマ」
「そうだにゃ。多摩達も大規模作戦で活躍したいにゃ……」
それで多摩はどこか寂しそうに「にゃー」と喉を鳴らしていた。
うむむ。確かにそうだクマ。
大規模作戦で最後の海域で華を飾るのは誰もが夢見る舞台クマ。
だけど提督の事だからきっと今回も榛名のために自身が旗艦を務めるだろうことは予想に難しくないクマ。
前回の大規模作戦で味を占めたわけでもないと思うクマけどこの世界に来る前から提督はずっと榛名を第一艦隊旗艦として置いていたクマ。
だからまた提督が出撃したら大破して帰ってくる事態になったら鎮守府の空気が少し悪くなるから勘弁してもらいたいクマ。球磨も心配するクマよ?
まぁ、きっと提督はまた大本営から頼まれるかもしれないなとという諦めの感情もあるだろうと思うクマよ。
「なぁ多摩。提督はまた出撃するクマかね?」
「多分するにゃ……。もう一回は覚悟を見せてしまったからには大本営もきっとまた提督を出撃させようと躍起になると感じると思うにゃ」
「そうクマね……。だけどもし提督が前みたいに大破したらと考えると胸が締め付けられるクマね」
「そうだにゃー……あの思いはどうにも勘弁にゃ。おもに駆逐艦のほとんどが涙目になっていたのが印象に残っているからにゃ」
そうだクマ。
あの時は酷かったクマ。
北方水姫との戦いで気を失って自力で航行不可になった提督を大和が担いできた時にはもう、なんというか心がざわついたクマからね。
あんな思いをまた体験すると思うと嫌だクマ。
だけど提督の事だからきっと球磨たちのために頑張るんだろうクマね。
だから少しでもカバーできるように球磨たちもさらなる力をつけないとクマ。
……まぁそんな感じで話しを戻すクマけど、そして第二艦隊旗艦は場合にもよるけどおそらく阿武隈が投入されるんだクマね、きっと。あるいは由良か……?
そう考えると球磨も早く改二になって木曾たちのように雷巡にでも大規模改装して活躍したいものだクマね。
球磨型のうちの三人が雷巡へと艦種を変えたんだから残りの球磨と多摩には雷巡にしないという事はないだろうクマからね。
でも、改の状態でも十分戦力になる球磨ちゃんだから提督に頼み込めば活躍
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